スーちゃん逝く キャンディーズの思い出 | CLUB24-にいよんー

スーちゃん逝く キャンディーズの思い出

 昨晩、元キャンディーズのスーちゃん・田中好子さんが亡くなられたというニュースを見て愕然としてしまった。まだお若いのに…。

  


 キャンディーズは「8時だヨ!全員集合」にも出演していて、馴染みのあるアイドルだった。

 当時の若者に絶大なる人気を誇っていたキャンディーズが地元・文化センターにやってきた。実家のある商店街が「お買いものレシート○○円以上で歌謡ショーご招待」の企画をしたのだ。
 デパートや商店街は活気があり、歌謡ショーを度々企画していた。ショーはともに土曜日に午前・午後の2回行われていた。全て自由席。小学生にとっては午後の部しか選択の余地は無い。
 学校が終わってから出かけても既に長蛇の列。悪ガキ・ドルフィンは最前列に陣取っている高校生のお兄さんお姉さん達と仲良くなって一緒に座らせてもらうのだった。「年下の男の子作戦」である。

 ショーの途中でファンが差し出す花束やプレゼントを受け取りに来たキャンディーズの面々。
 すると握手してもらおうとステージに人々が殺到
 ドルフィンはその一番前にいた。高校生のお兄さんがドルフィンを抱え、ステージに体半分出るくらいまで押し上げてくれたのだ。
 押されて苦しかったがミキちゃん、スーちゃんと握手できた。
 スーちゃんと握手した時、力が入ったのでスーちゃんが前のめりになった。「このまま落下して怪我でもしたら商店街の責任になってしまう!」と子供心に思った。
 力がゆるんだ次の瞬間―
 逆にドルフィンがステージ上に引っ張られてしまったのだ。スーちゃんの力恐るべし
 上半身がステージの淵から上がって呼吸が楽になった。

 さらに次の瞬間―
 人々が殺到する事を予想していたのだろう、ステージのソデで待機していた商店街の青年団の面々が“演出用のガス”を観客に向かって噴霧したのだった。
 ヒンヤリして血の気が引いたのか“握手タイム”は終了。キャンディーズも次の歌に移っていった。

 当時持っていたカメラ―コダック・ポケットカメラ+ストロボ(だったと思う)で写真を撮ったのだが、ストロボの発光力が弱く、闇に白タイツだけが浮かび上がる不気味な写真でしかなかった…。
 ある種のマニアには良いのかもしれないが。


 今日は「キャンディーズ・ベスト」のCDを聴きまくろう。

 田中好子さんのご冥福をお祈りします。


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