ウイングカー時代の変わりF1 アロウズA2 | CLUB24-にいよんー

ウイングカー時代の変わりF1 アロウズA2

まだまだ!ミニカーのビギナー+α-アロウズ1

 '70年代後半のF1はウイングカー黎明期。発明したロータスでさえベストな状態がつかめず、各チームが模索し様々な形状のマシンが登場した。

 全てのマシンが白塗りになっても、どの車がどのチームか分かるほど個性的なマシン達だった。あぁ、白塗りだとロータスとタイレルは違いが分からなかったか…(タイレル009はロータス79に酷似)。


 ワルシュタイナー・アロウズA2もその中の1台。車体下部のウング構造だけでなく、上面でもダウンフォースを獲得しようとした。フロントサス周辺をもカウリングし、ボディと一体化した。当時の雑誌では「人間魚雷」と呼ばれていた。

 当然、変わりF1大好きなドルフィンの琴線に触れるデザインだった。
まだまだ!ミニカーのビギナー+α-アロウズ4

 日本でF1が開催されていない時期のマシンなだけに、御殿場オートパレス(現在は閉館)で実車を見られた時は感激モノだった。

 展示されていたのはNo29のR・パトレーゼ車。アルミやFRPの質感に“古さ”を感じたが、雑誌で見たよりは軽そうな印象を受けた。

 もっと底部を覗きこんで見たかったが、柵があり叶わなかった。

まだまだ!ミニカーのビギナー+α-アロウズ2

 ミニカー集めを始めた頃の'06年にミニチャンプスから発売されたNo30のヨッヘン・マス車を購入。セールになっていた事とマスはサインをもらっていたのが購入のポイント。


 ドライバーのフィギャは、当時F1で流行していたシンプソンのヘルメットを被っている。口元が角ばっていてスリットが入ったデザインは印象的でカッコ良かった。

 シンプソンのデザインがとても好きで「ヘルメットを被ることがあれば絶対シンプソン」―と、子供心に決めていた。果たしてバイクに乗るようになってからカートレースを行っている時までシンプソンのヘルメットを被っていたのだった。
マスサイン

'84WECJAPANでロスマンズポルシェ956をドライブしたJ・マスのサイン


 話が横道にそれたが、A2のモデルを持って、それまで見る事ができなかった“底面”を見たくて台座から外そうとした。ところが止めネジが固く、ネジ山を潰しそうだったので断念。未だに底面構造は謎だ。


 1/43ミニカーになったアロウズは高木虎之介選手が駆ったマシン、A20とA2くらいなものだろう。互いに良い成績を残せなかったマシンなのが皮肉。


まだまだ!ミニカーのビギナー+α-アロウズ3


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