チョットだけ泣いちゃった 映画『レッツゴー仮面ライダー』 | CLUB24-にいよんー

チョットだけ泣いちゃった 映画『レッツゴー仮面ライダー』

 映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』を観てきた。なるべく事前情報を得ずに臨みたかったのだが、現代のような情報社会ではそうもいかなかった…。


まだまだ!ミニカーのビギナー+α-ライダー1

放送当時、近くのデパートにやってきたライダー2号

 驚いたのは物語の“核”になっているのが“少年仮面ライダー隊”であった事。しかも初期の白帽・白シャツスタイルというのが感激である。

 そう、ドルフィンはかつて『テレビマガジン』が募集した少年仮面ライダー隊に入隊していたのだ!

 インストゥルメンタルでもいいからV3のエンディング曲「少年仮面ライダー隊の歌」を流して欲しかったくらいだ。

 子供が感情移入しやすいシチュエーション作りではあるが、旧作をリアルタイムで観てきた者達にとっても“あの頃”に戻るには最高の素材である。


 続くヒーローとしての1号・2号ライダーが登場するシーンでは涙がホロリと出てしまった。王道過ぎるパターンなのだがそこがまたいいのだ。


 平成ライダー最高のヒット作と言ってもいい『電王』がかなり物語を引っ張る。キャラクターが強いので『オーズ』のメンバーも霞んでしまう。


 雑誌やポスターによっって石ノ森キャラクターのキカイダー、01、イナズマン、ズバットも出るらしいと“推測”された。

 V3以降のライダーが存在しない世界で“悪と戦う人類の灯”となっているのか? 少年達のピンチを救うのか? どんなシチュエーションで登場するのか想像が膨らんだ。

 結果を言ってしまえばDIOが叫ぶ「無駄、無駄、無駄、無駄、無駄、無駄…」と。


 歴代ライダー勢ぞろいは『ディケイド』でやってしまっているので感動に値しなかった。それどころか一人一人が紹介風に出てくるので冗長過ぎる。本来はクライマックスであるのに妙に退屈なのだ。

 キングダークが立ちあがり「ライダーJの登場か?」「今度はオーズと融合?」と思ったのだが、あらら…。


 映画のタイトルである「オールライダー」は確かに“オール”だった。サブ・ライダー達も勢ぞろいしたのだ。

 ただし、着グルミ的に用意できなかったのか逆光シルエットだけなのだが。これも無駄な出し方

 オールライダーのバイクシーンはCGだが、その姿はほとんど暴走族である(笑)。

 肉体を駆使して戦うのが仮面ライダーなのに、『ストロンガー』最終回や『ZX』同様、やっぱり最後は「全ライダーのエネルギーを収束して―」になってしまうのはあっけなさ過ぎ。


 次回は是非とも『仮面ライダーSPIRITS』を映画化してもらいたい

 デンライナーはどうやって復活したのだろう?


まだまだ!ミニカーのビギナー+α-ライダー2
手前のガキがドルフィンである


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