アツイ真夏の思い出 鈴鹿1000㌔優勝ガルフ・マクラーレンF1GTR #2

1996年の鈴鹿1000㌔レースで優勝したマシンがガルフ・マクラーレンF1GTR #2だ。
ル・マン24時間レースや前年の鈴鹿1000㌔でも大暴れしたマクラーレンF1が大挙して参戦すると聞いて、初めて同レースを観戦に行ったのだった。
長い歴史はあるものの一時期は衰退していたこの真夏のレースは、FIA GTシリーズに加わることで「日本でもル・マンのマシンが見られる」ので活気づいた。
-とは言え、スーパーGT戦に移行した現在ほどの超人気イベントでもなかった。ほど良い活気と人出で観戦し易かった。
土曜日朝の公開車検もピットウォーク券だけで間近で見ることができた(現在は高価なパドックパスが必要)。
車検場に“手押し”で向かうマシンやヘルメットがすぐ脇を通る。マシン走行を前に気分が徐々に盛り上がる時間だった。

8月末の焼けるような暑さと引き換えに観戦したレースは楽しい思い出となった。
ixoから思い出のレース優勝マシンの1/43モデルが発売されたのは少し前の事。
しかし、その頃は京商1/64ミニカーが連続発売になったり、他に欲しい1/43モデルがあったりして“後回し”になってしまっていた。
そして京商1/64シリーズで「マクラーレンF1 GTRレーシング」の発売である。鈴鹿1000㌔仕様ではなかったものの、ガルフ・マクラーレンがラインナップされていたので「これでよし!」としてしまったのだった。

リアウイングに置かれたJ.J.レート、J・ウィーバー、R・ベルムのヘルメット
ところが'11大阪オートメッセのミニカー販売ブースで格安になっているのを発見。購入に至ったのだ。 “こんな事もあろうかと”予算を組んで望んだのが功を奏した。
流石に1/43スケールになると各所緻密に作られている。スポンサー・デカールばかりか、ブレーキ・ローターまでもがしっかり作り込まれているのだ。
今にも走りそうなミニカー。その姿を見ていると、真夏の太陽ばかりかレース表彰式後の花火やまでもが脳裏をよぎるのだった。
