「なんだって俺がこんな目にあわなきゃならないんだ」
昨日の日曜洋画劇場は、40周年を記念して、
また、“ ダイハード4.0 ” の公開に合わせて、
“ ダイハード・HD版 ” が放映されていました。
公開されたのが、約20年前ですから、
なんと「マクレーン刑事」の若いこと、
まだ髪の毛が、フサフサしていました。
さて、みなさんは洋画をご覧になるとき、
外国語・字幕版を選ばれますか。
それとも、吹き替え版を選ばれますか。
私は、好んで吹き替え版を観ます。
一般的には、先入観や固定観念があって、
字幕版こそ「おとなのたしなみ」とされますが、
それにどんな整合性があるというのでしょうか。
洋画の吹き替え版を作成するには、
並々ならぬ労力が必要とされます。
以前にもこのブログでお話ししましたが、
英語と日本語はまったく別体系の言語で、
相互に置き換えることはほぼ不可能です。
この越えがたい障壁がありながらも、
実際のせりふの真意を損なうことなく、
限られた字数で翻訳しなければなりません。
これは、字幕版でも同じことですが、
それに加えて、吹き替え版においては、
俳優の動きに合わせてアテレコされます。
プロの声優に必要とされる技能は、
一朝一夕では成し得ぬもので、
アテレコする声優の腕前次第で、
映画のおもしろみが何倍にも増します。
かつてテレビドラマ『刑事コロンボ』にて、
コロンボ警部の吹き替えを担当したのが、
名声優と謳われた故 小池朝雄でした。
彼は、製作された本場アメリカにおいて、
主演のピーター・フォークよりもずっと、
「コロンボらしい」との好評を博したのです。
“ ダイハード ” のマクレーン刑事には、
野沢那智の声こそが、一番ふさわしい。
そう思うのは、私だけでしょうか。
“ ダイハード4.0 ” をご覧になるなら、
ぜひ吹き替え版を選んでみてください。
by スグル