人間万事塞翁が馬。
『塞』とは、要塞の「塞」の字で『とりで』という意味、
『翁』とは、「おきな」という字で『男の老人』の意味です。
したがって『塞翁』とは、『辺境の砦に住むおじいさん』のことです。
ある日、塞翁がかわいがっていた馬が逃げ出しましたが、
北方から、非常に立派な馬を率いて戻ってきたのです。
喜んでその馬に乗った息子は、落馬して足を折りましたが、
おかげで、戦士として戦争へ行かずに済み、生き長らえたのです。
ここから作られたのが『塞翁が馬』という故事成語で、
人生は、吉凶・禍福が予測できないことのたとえです。
ですから、決して悲観的になってはいけないのです。
幸運は、一人ひとりに同じ割合で分配されているといいます。
しかし、その消費の仕方は、ひとそれぞれです。
早いうちに使い果たしてしまうひと。
後々まで使わずに貯めておくひと。
少しずつ小出しに使うひと。
一度にたくさん使うひと。
みなさんは、ご自分がどのタイプだと思われますか。
私としては、努力しても及ばないようなとき、
あるいは、自分の能力が充分ではないとき、
要は、ここぞというときにだけ使いたいのですが、
困ったことに、消費の仕方は自分では決められないようです。
人間万事塞翁が馬。
よくも悪くも、心持ち次第というわけです。
by スグル