私たちが日ごろ街中や家でよく見慣れている形には、
実は、非常に重要な意味や法則が隠されている場合があります。
たとえば、鉛筆は六角形をしていますが、なぜでしょうか。
それは、机の上で転がるのを防ぐためです。
もし、四角形だったら、手になじまないで書きにくいことでしょう。
もし、八角形だったら、転がってしまうことでしょう。
だから、鉛筆は六角形でなければならないのです。
また、マンホールのフタは、普通は丸い形をしています。
これには、四角形に比べて作りやすいとか、
フタを運ぶのに転がせるとかいう利点もあるかもしれませんが、
そのほかに、どうしても丸くなくてはならない強い理由があるのです。
それは、フタを丸くすることによって、
マンホール内に落ちるという事故が起こるのを防ぐためです。
四角形や三角形では、フタを取ったり、かぶせたりするときに、
誤って落としてしまう危険があるのです。
気づいてしまえば簡単なことでも、
そこには人間のすばらしい叡智が見え隠れします。
いまでは広く普及し、一般的なものとなりましたが、
自動洗濯機の側面につけるほこりを取るためのメッシュ地の布や、
かかとの部分がないダイエット用のサンダルなどにも、
叡智に基づくひらめきが存在しています。
私たちの生活を安全で豊かなものにするために、
実に様々な工夫がなされているわけです。
by スグル