先日、元同僚で、いまはよき友人でもあるI、K両氏と、
久しぶりに再会し、お互いに近況報告をしつつ、夕食を楽しみました。
お腹もいっぱいになり、ひと通り話したところで店を出て、
例によって、カラオケに行くことになりました。
「例によって」というのも、この面子が揃うと、
食後はカラオケでシャウトするというのがお決まりなのです。
さて、いつも行くカラオケ店へ向かう途中で、
尿意を催した私は、とある飲食店ビルのお手洗いに立ち寄りました。
慌てて駆け込んだ私の目に入ってきたのは、 “裸のおしり” でした。
入ってすぐのところで若い男性が、
小さな男の子を洗面台の上に立たせて下着をはかせていたのです。
用を足して、手を洗おうと洗面台へ戻ると、まだ悪戦苦闘中でした。
彼らの隣で手を洗っていると、
やっとズボンまではかせ終わったその若い男性が、
ふうっと大きなため息をつきました。
幼い子どもは、ただ立っているだけでも不安定であるのに、
洗面台の上に立つのは難しいことでしょう。
また、いくら幼い子どもだといっても、
その重みで洗面台が落下しないとは限りませんから、
非常に危険なことでもあります。
最近は、おしめを換えるための台や、
用を足す間に子どもを座らせておく座椅子などが、
男性用のお手洗いに取りつけられているのを見ることがあります。
しかし、その数はまだまだ少ないように思います。
日本は、いわゆる経済先進国とされていますが、
残念ながら「ジェンダー・フリー」の観点から見れば、
精神的にはもちろん、物質的にも「原始的」な「後進国」です。
日常的・社会的生活における性差別は、
私たちの想像をはるかにこえて深く根ざしているのです。
by スグル