擦れた紺色のバッグ | ザ・マシンガンズの必殺技(絶望日記)

ザ・マシンガンズの必殺技(絶望日記)

 心にうつりゆく よしなしごと

先日、同僚と話していたときのこと、

なぜか話題が「親のすねかじり」に及びました。


親元を離れて10年以上になる私とっては、

正直なところ、あまりピンときませんでしたが、

実家暮らしが長くなると、いろいろと引け目も感じるのだそうです。


その日はなんとなく、家に帰ってからも、

ぼんやりと実家の両親のことについて考えていました。

そんなとき、ふと思い出したのが次の詩です。



くらし


                石垣りん


食わずには生きてゆけない

メシを

野菜を

肉を

空気を

光を

水を

親を

きょうだいを

師を

金もこころも

食わずには生きてこれなかった

ふくれた腹をかかえ

口をぬぐえば

台所にちらばつている

にんじんのしっぽ

鳥の骨

父のはらわた

四十の日暮れ

私の目にはじめてあふれる獣の涙



その数日後、母の日の贈り物を買いに行った私でした。


ところで、ある政党では、所得税の扶養控除に年齢制限を新設し、

ニートやフリーターを対象から外す方向で検討に入ったとか…


                                     by スグル