いよいよ物語は、佳境に入ってきました。
何がといって、ドラマ「チャングムの誓い」のことです。
最初は、同僚に薦められて、なにげなく観始めたのですが、
いまでは土曜日の晩が待ち遠しく、欠かさず観ています。
母の遺志を継ぎ、宮廷料理人の頂点を目指すチャングム。
宮廷内の権力争いに巻き込まれながらも、やがて医学を学び、
最後には王の主治医にまで登りつめるサクセス・ストーリー。
これは、16世紀初頭の朝鮮王朝時代を舞台に、
実在の医女をモデルにして描かれた韓国の時代劇です。
ところで、「医女」とは女性の医師を指します。
かつての朝鮮王朝では、医師といえば男性だったそうです。
そして、当時の風潮としては、
女性が夫以外の男性と接触することを良しとしなかったため、
女性は病気にかかっても診察を受けることができず、
亡くなってしまうことが少なくなかったといいます。
これを問題視した王が、婦人の疾病の診療にあたるべく、
少女数十名の教育を命じたことが、医女制度の始まりで、
彼女たちは、女性の診療にあたるほか、医師の診療介助として、
いまでいう看護師のような役割も果たしたそうです。
さて、話をドラマのことに戻しましょう。
主人公が逆境に立たされながらも、諦めることなく懸命に生き、
最後には報われて、幸福な結末を迎える…
正直なところ、至ってありきたりなストーリーです。
にもかかわらず、このドラマがおもしろいのは、
登場人物のそれぞれが実に個性的で、
それがバランスよく、巧妙に描かれているところにあります。
配役も適当していて、視聴者の感情移入を助長しています。
特に主演のイ・ヨンエは、好感の持てる俳優であり女性です。
チャングムがつらく当たられると、他人ごとではなく胸が痛みます。
余談ですが、イ・ヨンエは今年で35歳になったそうです。
とてもそうは見えないくらい若々しいと思いませんか。
20代半ばといっても無理はないでしょう。
あれ…
私が「チャングムの誓い」を毎週欠かさず観ているのは、
何より誰より、チャングムが目当てなのかもしれません…
by スグル