慌しい日々を送っていると、疲れもストレスも溜まりがちで、
イライラして、ついついゆとりを失ってしまいます。
そんなときは、ぶらっと散歩に出かけます。
甲高い声をあげて走り回る子どもたち。
道端で世間話に花を咲かせるおばさま方。
かすかに香る花の匂い。
匂いのする方へ向き直ると、
かわいらしいチューリップが並んで咲いていました。
とたんに、時間が緩やかに流れ始めたように感じます。
せわしない自分自身が、ばかばかしく思えてきます。
オランダには、こんな民話があるそうです。
ある美しい少女に、3人の騎士が求婚しました。
騎士の一人は王冠を、もう一人は剣を、
最後の一人は黄金を少女に贈りました。
心優しきその少女は、
3人の騎士の中から一人を選ぶことができず、
といって断ることもできず、花の女神にこう願ったのです。
「私を、花に変えてください」と―。
美しい少女は、美しい花になりました。
花は王冠を、葉は剣を、球根は黄金を、
そして、つぼみの形は少女の純潔を表していました。
これが、チューリップと呼ばれるようになったといいます。
♪咲いた 咲いた チューリップの花が
♪並んだ 並んだ 赤 白 黄色
♪どの花見ても きれいだな
童謡でもお馴染みのチューリップですが、
いったいどのくらい種類があるのでしょうか。
オランダを中心に、これまで品種改良が繰り返され、
現在確認されているだけで、なんと約2600種もあるといいます。
したがって、チューリップの花言葉は、色によって異なります。
<赤>
愛の告白・恋の告白
<白>
新しい恋
<黄>
望みなき愛・叶わぬ恋
<紫>
永遠の愛・不滅の愛
<緑>
美しい瞳・魅惑
<ピンク>
年頃
余裕を失いかけたとき、失ってしまったときには、
けなげに咲いている草花に目を向けてみてください。
ほっと安らぎが得られるはずです。
by スグル