先日、イングランド人の友だちと朝食について話していると、
"In fact, 'What do you usually have for breakfast?'
"is a tricky question."
(実は、「普段は朝食には何を食べますか」という質問は
(トリッキーなんだよ)
と、彼が言ったので、どういうことか尋ねたところ、
"That means 'I don't like you.' or 'I don't like your country,' somehow."
(「君が嫌いだ」とか「君の国が嫌いだ」とかいう意味になってしまうんだ)
と、教えてくれました。
さらに、私がその理由を尋ねてみると、
"I don't know. But it does."
(わからない。でも、そんな意味にもなるんだよ)
という答えが返ってきました。
考えてみれば、朝食というものは、
昼食や夕食と比べて、文化やお国柄が色濃く反映されます。
したがって、「君の国では何を常食とするのか」という質問の趣旨が、
まわりまわって「そんなものを喰っているのか」というような発想に
結びつくのではないでしょうか。
残念なことに、日本では、
よく知りもせず、自分たちの文化はすぐれていると思うあまり、
他の文化を敬遠するばかりか、
他の文化圏の人間には理解されない、あるいは理解できないなどと、
根拠のない優越感を持っているひとも少なくありません。
「外国人が握った寿司など喰えない」
「外国人に演歌は歌えない」
「外国人の落語なんて笑えない」
同じようなことを感じたことはありませんか。
誠に申し上げにくいことですが、
日本の文化が、理解不能なほど難解だとも、
他の文化と比べて、すぐれているとも思いません。
どこの国・地域であっても、
人間と同様に、文化はそれぞれ平等なのです。
by スグル