女性の痩せることへの飽くなき追求には、
正直、開いた口がふさがりません。
「食べても痩せる」
「無理せず痩せる」
夢物語をまことしやかに伝える雑誌やテレビ番組。
それを片っ端から試していく女性。
私には滑稽だとさえ思われますが、
ある意味では、ほほ笑ましいことなのかもしれません。
決してそれ自体には悪意を感じません。
しかし、近ごろは痩せるためにたばこを吸ったり、
果てはドラッグに手を染める女性も少なくないようです。
これは明らかに間違っています。
本末転倒であるばかりか、度が過ぎる愚行と言わざるを得ません。
もっと自分をいたわってほしいものです。
さて、みなさん。
「ドラッグ」というと、何を思い浮かべますか。
コカイン・マリファナ・ヘロイン・LSD・スピードなど、
一般的に麻薬を指すことが多いのですが、
実は、広義には、酒やたばこから
コーヒー・紅茶・緑茶・コーラ・チョコレートに至るまで
およそ常習性を伴う嗜好品のすべてが「ドラッグ」に含まれるのです。
ご承知のとおり、麻薬の使用は法律で禁止されていますし、
酒・たばこも「20歳になってから」と法律で制限されています。
これは、身体に重大な影響をもたらすためで、当然といえるでしょう。
もっとも、最近は20歳を過ぎても良識のないおとなが増えていますが。
一方、法律によって規制されていない嗜好品が
身体に無害というわけではありません。
たとえば、コーヒーを過剰に摂取すると、
深刻な腎臓疾患などを引き起こす可能性があるのです。
また、禁煙をしようと、たばこを吸いたくなるたびにチョコレートを食べていたら、
今度はチョコレートがやめられなくなったという話も聞きます。
すべてに通じて大切なことは、自己規制能力の向上、
言い換えれば、我慢強さを養うことだと思います。
私たちは、飲食物と嗜好品の区別もないまま、
暴飲暴食の限りをつくす飽和社会の申し子なのです。
by スグル