胸に輝くシルバー・スター③ | ザ・マシンガンズの必殺技(絶望日記)

ザ・マシンガンズの必殺技(絶望日記)

 心にうつりゆく よしなしごと

これまで2回にわたり「テリーマン弱小超人説」の真偽について

検証してきましたが、いよいよ今回が最終回となります。

今回は、テリーマンの性格に関する考察です。


キン肉マンとテリーマンの出会いは、

「アメリカから来た男」*3で描かれています。

以下はその要約です。

 *3 マンガ「キン肉マン」JC第1巻に収録。


テリーマンは、モンスターハンターを生業としていて、

個人から国家に至るまで、幅広い層からの依頼を受け、

金で怪獣退治を請け負っていました。


ある日、キン肉マンを頼って小さな男の子がやってきます。

「怪獣にお父さんがやられているの」

それを聞いたテリーマンは話に割って入ります。

「キン肉マンよりもこのオレにまかせな。ところで、マネーはあるのか」

その男の子は、貯金箱を壊していくらかの小銭を差し出します。

「ボーイ!おとなをからかっちゃいけない」

テリーマンは、差し出されたか弱き小さな手を払いのけます。

すると、キン肉マンはテリーマンを殴り倒し、

地面に散らばった小銭を拾います。

「ぼうや、行こう」

走り出すキン肉マンの背中に向かってテリーマンが叫びます。

「やめておけ。君には荷が重すぎる」

キン肉マンは足をとめ、振り返って言い放ちます。

「わたしには大和魂がついている」

遠ざかるキン肉マンの背中。

「ヤマトダマシイ…」

テリーマンはテンガロンハットを投げ出して駆け出します。


初登場であるこのエピソードで、テリーマンは心を入れ替えます。

その後は、キン肉マンのよきライバルとして、

また「心の友」として、幾度となく登場します。


さて、それでは次に、リング外でのテリーマンの活躍を、

順を追って確認してみましょう。


episode 1

キン肉マンの身代わりとなってキン骨マンのライフル銃に撃たれる。

その後、傷が悪化し、義足の使用をしいられることになる。

(第20回超人オリンピックにて)


episode 2

第21回超人オリンピック予選「新幹線アタック」*4で

競技を行う最後の選手であったテリーマンは、

勢いよく列車を押し出し、予選通過は確実かと思われた。

しかし、その直後に線路上に迷い込んだ子犬を助けるために

自らが押し出した列車を止めてしまう。

競技規定には『列車に二度触れると失格』と明記されており、

テリーマンはその場で失格となってしまう。

 *4 東京駅から各超人が力いっぱい押し出した新幹線の車両が

 *4 どこまで進んだかによって最終予選進出者を決める。


episode 3

悪魔六騎士のひとり、サンシャインから奪った黄金のマスクが、

本物かどうか確かめるために、テリーマンが質問する。

「朝は四本足、昼は二本足、そして夜は三本足で歩く生きものは何か」

しかし、その黄金のマスクは答えられずに自壊してしまう。
すると、頭上から声がする。

「答えは超人だ」

まばゆいばかりの光を放つ黄金のマスクの登場に、

その場にいた正義超人は、これこそ本物だと喜ぶが、

テリーマンは冷静に尋ねる。

「その理由を答えてもらおう」

黄金のマスクはためらうことなく答える。

「四本足とは赤ん坊のとき、二本足とは青年のとき、

そして三本足とは杖をつく老年のとき。つまり、超人だ」
それを聞いたテリーマンは顔をほころばせる。

「完璧な答えだ」


episode 4

王位継承を巡る団体戦の決勝直前、

キン肉マン・チームは、対スーパー・フェニックス・チームに備えて、

各自が打倒目標とする超人を絞り、特訓を開始する。

同時に、キン肉マンは「マッスル・スパーク」*5の完成を目指す。

このとき、テリーマンは実際に実験台となり、

完成した「マッスル・スパーク」の最初の犠牲者となってしまう。

そのため、瀕死の重傷を負い、

決勝戦のリングに上がることができなかった。

 *5 キン肉大神殿の壁画に描かれた「キン肉族三大奥義」のひとつ。

 *5 サタンクロス、オメガマン、キン肉マン・スーパー・フェニックスという

 *5 強豪超人がこの技によって即死している。


以上は、ほんの一部分に過ぎず、
テリーマンの活躍を挙げ始めると切りがありません。

リング内外において、常に彼は正義超人の戦いを支えてきました。


誰よりも友だち思いで、誰よりも優しくて、

誰よりも冷静で、誰よりも博学。


表向きの強さを誇示するばかりが本当の強さといえるでしょうか。

私は、テリーマンに「愛と勇気の勲章」を送ります。


マンガ「キン肉マン」に登場する超人の中で一番好きなのは誰ですか。


                                     by スグル