夕刊フジ

高校卒業前から契約金1億円を手にし、年俸1500万円プレーヤーとなったヤクルト・佐藤由規。25日は初任給だが、父・佐藤均さん(47)は指一本触れさせず、「10年くらい寮で暮らせ」と清貧生活を命じる。

 埼玉・戸田で新人合同自主トレにいそしむ由規のもとを22日、均さんが訪れた。

 8日の入寮日の涙の別れからわずか2週間。均さんは「仕事で東京に用があったついで」というが、由規は「28日の卒業式で会えるのに」と苦笑。さすがは愛の一家である。

 均さんには視察に加え、クレジットカードを渡すという目的もあった。というのも、25日に初任給が出ても、由規には一銭も入らないからだ。契約金1億円、年俸1500万円+出来高5000万円という大金は、すべて均さん管理の口座に入る。

 「小遣いは手渡しでちょっとしかやらない。欲しいものがあったらカードで買わせる。何を買ったか、全部こっちでわかるから」と均さん。財布のヒモは仙台で握る。

 さらに、「いい寮だし、10年くらいいてほしい」とも。結婚したら退寮が原則だが、「26歳くらいまで結婚しなくていい」と、質素な戸田暮らしを推奨するのだ。

 由規と同じ条件で契約した日本ハムの高卒新人、中田翔は自称「月の小遣い30万円」。寮暮らしでも通販で靴を購入するなど、高級ブランドに夢中だが、均さんは息子の金銭感覚をさほど心配していない。

 「うちはタクシー会社で、お客にお金をもらう商売。お金を持ってるフリをしちゃいけないことは、子供たちも身に染みている」というのだ。

 特に由規は物持ちがよく、ボロボロになるまで履いたお気に入りのスニーカーを合宿所に持ち込もうとして、家族に「恥ずかしいからやめろ」とたしなめられたほどだ。

 入寮して半月、実家へのリクエストも急須と魔法瓶くらい。「おばあちゃん子なので、飲み物といえばまずお茶。自分の部屋でもお茶をいれたいと言ってきた」という。

 当の由規は電車に乗って原宿に買い物に出かけるなど、徐々に東京生活をエンジョイしつつあるが、次なる興味は「ラーメン屋巡り」と、いたって庶民的な18歳である。


まあお父さん立派ニコニコビックリマーク

レッドソックスのラリー・ルキーノ球団社長が22日、日本開幕戦(3月25、26日、東京ドーム)の公式発表に出席した。昨オフの松坂獲得、日本開幕戦実現を成し遂げた敏腕社長も、夫人の出産のため参加未定の松坂大輔投手の凱旋(がいせん)マウンドだけは確約できなかった。

 レッドソックスのアジア市場拡大の中心的役割を担ってきたのがこのルキーノ社長。若手のエプスタインGMを指揮しながら、昨オフ、巨額契約交渉で難航を極めた松坂の契約を成立させた。

 さらに、今回の日本開幕戦計画でも大活躍。チーム選手の大半が、肉体的負担の大きさを理由に反対意見を唱える逆風の中、一時は暗礁に乗り上げた日本開幕戦をワールドシリーズ後にようやくまとめあげた。

 ルキーノ社長のアジア戦略は、松坂獲得→松坂の活躍でワールドシリーズ優勝→日本開幕戦→日本ファン獲得…という図式。松坂を中心に描いた青写真は、ここまで見事に軌道に乗っていたが、ここへ来て予想外のおめでたが…。当たり前だが、さすがに倫世夫人の出産までは計算できなかった。

 松坂自身は日本凱旋登板に意欲を持っているが、人一倍家族思いの松坂のこと。米国で第2子を出産予定の倫世夫人に同伴する重要性は何物にも代え難い。米国は冠婚葬祭や、ときには子供の授業参観でも選手、監督が試合を休むことがあるお国柄。

 西武在籍中ならともかく、大リーガーとなった松坂が、たとえそれが大事な凱旋登板だったとしても無理強いされるいわれはない。松坂のマウンドを楽しみにして、1万8000円のチケットを買うファンにとっては残念だが、これだけは何とも仕方がない。やはり子供は地球の宝だ。

 「チーム選手の管理は私の仕事だが、奥さんまではできない。範囲を超えている。松坂が登板したいのもわかっているが、こればかりは手に負えない。予定日を把握していないのでわからない」と苦笑いのルキーノ社長。日本主催側も松坂の登板に期待をつないでいるが、お手上げの状態だ。

 別に悔しさを表現したわけではないだろうが、ルキーノ社長は、会見に同席したアスレチックスのゲレン監督の首を絞める場面も。松坂は、現段階では2試合目の先発予定となっているが、実際にマウンドに立つかどうかは、まさに神のみぞ知るところである。


複雑ですねむっあせる

夕刊フジ

 ファンに夢を与えるのはプロの大事な仕事だ。これに真摯(しんし)に挑戦しているのがロッテ・渡辺俊。自主トレに汗を流すサブマリンが目下、新球を開発中だ。

 正月明けからグアムで自主トレをこなしてきた渡辺俊。21日には千葉マリンでの自主トレを公開したが、今季にかける意気込みを新球で表現してみせた。

 「大学のときから使えると思っている球がある。10年近く温めていた。コントロールできると不自然な浮き上がり方をするんです」

 日本球界の緩急王がそう強調するのは、アンダースロー版シェイク。

 シェイクといえば、ロッテの大先輩・小宮山が開発した変化球。フォークの握りで球を押し出すように投げると、打者の手前でナックルのように揺れ動く“魔球”だ。だが、小宮山のシェイクはファンサービスの一環。大差をつけられた試合で敗戦処理に登板した際、ファンを盛り上げるために見せるサービス球。均衡したゲームでは決して投げていない。だが、渡辺俊は大マジメ。

 「突然、ポッと浮いてくる感じ。遅いのに浮く。これが難しい。握りはシェイク、投げ方はストレートと一緒です」と、この“アンダーシェイカー”を今季の秘密兵器にするつもりだ。

 それというのも、シンカー、チェンジアップ、カーブなど球界No.1の緩急を誇る右腕だが、昨季の交流戦で中日・落合監督から、「無風のドームでの効果が薄い」と切り捨てられた経緯がある。それだけに、「ドームで勝てないからドーム用に使いたい」と真剣だ。

 さらに、サブマリンが目指す新球の道には、まだ先がある。漫画『ドカベン』の人気キャラ里中智のウイニングショットである「スカイフォーク」。打者の手前で浮いて落ちる魔球だ。

 渡辺俊は「スカイフォークみたいに落ちたらいいけど、現実的に無理」と苦笑いするが、「アンダースローの変化球にはまだまだ可能性がある」とニヤリ。このあくなき向上心があれば、どんな魔球でも実現してくれそうだ。


すげええええええラブラブ!

実際投げれるンですかねドンッ