願い | ちょいコワおかんのつれづれ

ちょいコワおかんのつれづれ

2児の子育て中のおかん。
怒ったらコワイ!
毎日がドラマチック。
子育てするオカンは、実は管理栄養士で、地域食堂や健康ランチなどで活動中。
/子育てしながら、自分も育つ/今日よりちょっといい明日にしよう/
そんな日々の色々を書いていきます。


ちょうど一年前に海外へ帰国したお友達が、再び日本に戻ってきました。夏休みを利用してのママの故郷への里帰り。

家族みんなで日本へ戻り、数日間登校することもできました!

娘はもちろん去年まで一緒に過ごした同級生のみんなが大喜びしたことは言うまでもありません。


去年帰国した時には、
このコロナ禍で次会えるのはいつになるか分からないなと、正直思っていました。



だけど、一年後に会えるとは!
それも日本に戻ると一報もらえるとは、
親子ともども嬉しいことでした。



日本で過ごしてきた私達も、同級生もみんなも、
冬にコロナの大きな波に遭い、
色んなことがありました。



海外にいたお友達の家族も同じです。
いや、それ以上です。
コロナに2回感染し、
デルタ株のときには後遺症もあり、
回復まで時間がかかったそうです。

ワクチンを3回打っていたのに。


彼女の住む国では今はノーマスク。

多少症状があったとしても検査しない人も増えているとか。インフルエンザと同等の扱いでしょうね。



でも、私達が住んでいるのは日本。
まだインフルエンザとは違う扱いです。
悔しいですが、日常生活への影響を考えると行動を制限せざるを得ません。


我が家はこの夏旅行の計画をしていましたが、
キャンセルすることにしました。
それもこれも、
日常生活への影響を避けるため。
感染したくないからではありません。
この冬、息子が感染したときに思い知りました。
このウイルスには何をしたって感染するときは感染する。

そして、今の日本のシステム上、
日常生活が止まってしまう。


普通に暮らせなくなるのは困る。
第7波に突入した今、
旅行するのは得策ではないと考えました。



主人の仕事柄、やはり感染して働けない状況を作ることは避けた方がいいだろう。


そうでなければ、旅行へ行くこと自体、私はあまりリスクを感じません。コロナ禍へ突入した頃とは違う、もう施設も交通機関も感染対策はかなり進んでいるのだから。




楽しみにしていたはずの子どもたちも、
キャンセルを受け止めてくれました…。
この波が落ち着いたら、必ず行く。
旦那は子どもたちに約束していました!
必ず守ってよ!!






この旅はキャンセルする必要はない、と
お友達は言ってくれたけど、
やっぱりキャンセルすることになってしまったよ…(笑)
でも、必ず行きます!




お友達家族が、また帰国する日が近づいて、
みんなで楽しく遊ぼうと集会所を予約してくれた友達がいました。娘も誘ってもらって、とっても楽しく遊んでいました。





だけど、その間に、
信じられない事件が起きていました。




この
今の日本の
何気ない日常を
守ろうと力を尽くしてくれた方の命が、
こんな風に奪われてしまうとは…。



娘を集会所へ送り出し、
私はうちに遊びに来てくれていた友人と、
習い事から帰ってきた息子とこの報道をみました。



辛くて悲しい、腹立たしい、
色んな気持ちが沸き上がるとともに、

こんな狂気を作り上げてしまったのは、
私達が今暮らしている環境、世論、厭世観かもしれないとも思いました。



この凶行は決してたった一人の狂った行為でないのでは…
なんでもない平凡な私が、
同じように普通の生活を送っている人達が、
知らずしらず凶行の種を育ててしまっていたとしたら…。



とても悲しい。



でも、一つ確信していることがある。
歩みを止めない。
この事件に屈することなく、私は私の、子どもたちは子どもたちの、なんでもない普通の暮らしを続ける。そして、自分達にできるやり方で、小さくていいからいい世の中を作る。


命を失った人が生きたいと願った今日を、精一杯生きる。

今生きている私達にできることは、これじゃないかと。




「私達が当たり前のように生きる1日は、亡くなられた方が生きたいと願った1日です。」人間塾で、学んだ言葉です。




出会ったこと、
また会えたこと、
今楽しめること、
今あるものに感謝すること、
少しいい未来を目指すこと、



悲しい狂気が少しでも減らせるよう、
自分にできることをやっていこう。



どうか悲しみにくれる方の心に、救いがありますように。