10月のお習字 | ちょいコワおかんのつれづれ

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2児の子育て中のおかん。
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毎日がドラマチック。
子育てするオカンは、実は管理栄養士で、地域食堂や健康ランチなどで活動中。
/子育てしながら、自分も育つ/今日よりちょっといい明日にしよう/
そんな日々の色々を書いていきます。



「馬馬虎虎」を書いてみました。

マァーマァーフゥフゥと読むのだそうです。

いい意味でも悪い意味でも「いい加減」という意味で使われるそうです。


中国の伝説が由来なんだそうです。



宋の末期、都にある画家がいて虎の絵を描いていたら、馬の絵を描いてほしいという人が現れました。そこで画家は、虎の頭まで描いたところだったので、虎の頭に下に馬の体を描きました。

虎でも馬でもないものを描きました。

頼んだ人はその絵を受け取らず、画家は自分でその絵を持ち帰り、家の壁に飾りました。

これを見た長男が「これはなんの絵?」と聞くので、画家は「これは虎だ」と答えました。次男も同じ質問をしましたが、画家は「馬だ」と答えました。

長男は狩りに行った時、馬を見て虎だと思って殺してしまいました。馬主に損害賠償を求められ、画家は大金を払って弁償しました。

次男は外出していて虎に遭いました。馬だと思って遊ぼうとして、虎に食べられてしまいました。

画家はこのような2つの衝撃を受け、自分のいい加減さが招いたことを悔やみ、教訓の詩を書きました。


このときから、いい加減さをたとえて「馬馬虎虎」というようになったんだそうな。

 

と、こういう言い伝えがあるんだそうです。

「いい加減」は良い意味にも悪い意味にも使いますが、「馬馬虎虎」も同じようにどちらの意味でも使われるようです。


先日亡くなられた八千草薫さんのエッセイは、タイトルが「まあまあふうふう」です。ご主人から「馬馬虎虎」という言葉を聞いて、仕事で緊張ばかりしていた八千草さんは体の力を抜いて「ちょうどよい加減」で少し楽に生きられるようになったんだそうです。


そんなエピソードを知り、書いてみようと思いました。


仕事といくつかの役割と趣味とを同時進行しながらの毎日で、最近は行事も重なり多忙ですが、「ちょうどよい加減」という言葉にちょっとほっこりできた気がします(*^^*)