
井真成の墓誌を臨書してみました。先日友人と行った古墳巡りの際、井真成という人物についての資料も見学してきて、とても印象深かったです。
娘がヨチヨチあるきの頃に初めて知った名前で、その後もよく耳にするようになった人物ではありますが、実際どんな人物なのかをあまりよく知らないままでした。
でも、2004年に中国で発見された井真成の墓誌には、
とても優秀な若者で、遣唐使として海を渡り、さらに勉学に勤しんだものの志半ばでその一生を異国の地で終えたこと、
当時の皇帝に惜しまれ、官職を与えられ、特別な葬儀がとりおこなわれたこと、
故郷から遠く離れた異国の地に埋葬されたものの、魂は故郷に帰ることを願っているということ、
などが記されていました。
遠い昔、このような思いをしながら異国で一生を終えた若者はたくさんいたのかもしれません。
井真成や当時海を渡った若者達はどんな未来を描いていたのかなぁ〜。