4歳の娘が「おなかがいたい

そのうち「いたいー

どこがいたいの?
「まんなか」
盲腸ではないのかな…
どんな風にいたいの?
「いたいー」
…ちと質問が難しかったかな…
お薬のむ?
「うん」
気休めだけど、ビオフェルミン
ねんねしとく?
「うー、いたいー」ぶんぶん首ふる
とりあえず姿勢はまかせよう
痛そうにお腹をおさえたり、
座ったまま前に倒れてみたり、
テレビはサザエさん。
風邪を引いたカツオにお粥を食べさせるシーンが映る
ふと旦那が、
「おかゆ食うか?」
は

「うん」
「そうか、食べるか。
お粥作ってやってくれ」
は

しばらくして寝てしまった。
21時を回って目を覚ます。
おなかどう?
「いたいー!」
そこで旦那が
「風呂入るか?」
は

泣き叫ぶ娘を強引に風呂へ連れていく。
私、ぼーぜん。
風呂場から泣き声…。
そのうちものすごい泣き叫ぶ声。
ほどなく風呂の呼び出し音、
迎えに行くと、
「おなかいたい」
「ごはんたべたい」
と泣く。
とりあえずバナナ半分と
ハチミツを混ぜた白湯を飲ませる
少し落ち着いたようにも見えた
そこへ風呂場から出てきた旦那、
「ウソか?おなかいたいの」
ん


「ウソじゃないのか?
怒らないから本当の事を言いなさい
本当はいたくないんじゃないか?」
なんどもきく
娘は「いたい」と答えていたけど、
なんども問われて、
そのうち「いたくない…いたい…」
あの痛がりようを信じないというのか、
信じられない

「ウソなら謝って、ご飯食べさせてもらえ」
は

おかしいって。
ウソならなおのことご飯食べさせたらダメでしょ

「私はほんまに痛かったように思ったけど」
「いや、泣きかたがおかしい」
「それは寝起きで風呂に連れてったりするから」
「顔色も良かった」
「姿勢がおかしかったし、ほんとに痛そうにしていたよ」
旦那は疑いにかかっている
すごく悲しかった。
我が子の話を信じない。
というか、ウソつき扱いする。
とりあえずバナナは口にしたし、
夜も遅いから寝ることにする。
明日、元気に朝ごはんが食べられますように
