コロナ騒ぎの少し前

 

古い友人を、訪ねた

 

当時とほぼ変わらない 景色の中、

 

道をひとつ、外してしまい、やっと着いた

 

車の音に気付いたのか? 顔を出すと

 

すぐに、分かって 満面の笑顔で来た

 

自分も 自然に笑いが出た。

 

昔話で、すぐに暗くなってしまった。

 

ところで

 

いや まったく記憶の無い、事だったのだが

 

「HONDA CB72 初期型 見せて」 と話した時  

 

自分に売った と

 

思い出せない  えっ!  「 そんな事あった? 」

 

「 間違い無い 」

 

「 中学から日記を、毎日書いているから 」

 

「 時々 あの頃も 読み返している 」 と話した。

 

自分に 初期型が …

 

ゼロ戦に積まれた発動機の様な、細かいフィンの、CB72が好きだった。

 

「  惜しい  何て事だ 」

 

売ってくれた友人を前に かなり 沈んだ。

 

申し訳ない

 

「 俺、、 悪い人だったんだなぁ 」

 

そう言うのが、やっとだった。

 

希少な初期型は、HONDA技術の意欲作

 

クラブマンレーサー

 

は高価になって、ほとんど出てこない 

 

販売台数が、増えて そのたびに

 

おとなしい、無難な性格に変わっていく CB72

 

 

 

「人生の転機」 と思う時が有り、空白の時期が始まった。

 

風の便りで

 

東大和市のバイク好きな先輩が来て、

 

CB72の車体と多数の部品を、トラックに山盛りで積んでいった。

 

その中にあった。 …

 

そんな出来事も、すっかり忘れていた 勘違い

 

それなのに、づっと

 

CB72初期型への憧れは、消えることが無かった。

 

 

「 そっかぁ  日記を、書き続けているんだ 」   

 

知らなかった

 

あの頃、友人は 「暴れん坊将軍だったなぁ。」

 

帰りの車中で、当時を思い出しつつ、良い刺激をもらい 帰宅した。

 

これも 記憶が薄いのだが、自分から買ったと言う

 

CB72を持っていた。

 

 「 短期間に、色々と有り過ぎた あの頃 」

 

 

 

   

初期型では無いが 筑波のライセンスを取りに行ったCB72 

 

往時の雰囲気を感じたかったのであるが、

 

当然の事 大切にと 言われたのである。 

 

( Yパーツと呼ばれる レーシングポジションのシートが販売されていた。)

 

( 滑らない様に、セーム皮で加工されている。)

 

 

明治チェルシーの唄 GARO[ガロ] 1972年 (歌詞入り) - YouTube