「オルタネーター (英: alternator) は発電機の一種で、エンジンなどから伝達される機械的運動エネルギーを交流 (英: alternating current) の電気エネルギーへと変換する装置である。自動車やオートバイ、小型航空機などに搭載されているものは、一般にはダイオードなどを使った整流器で直流へと整流されるので、整流器を含めてオルタネーターと呼ぶことが多い。」

ウィキペディアには、このように説明されています。

今日は、発電機の交換にチャレンジです。



ホームページで確認すると、このような作りになっています。



いつものように、ちまちまとねじを外して、ここまでたどり着きます。

近所のおっちゃんが出てきて、なかなか走らんな、と声をかけてきました。

大きなお世話です。

写真をあちこち取って、右側の赤色、緑色、グレーと黒の配線の位置を確認しておきます。
5月22日の日記に書いた、配線の練習で使ったコードがここに来ます。


上部の黒色の配線3か所には、マジックで「・」「・・」「・・・」と、それぞれ配線と差し込み口に目印をつけて、引っこ抜きます。

BMWメンテナンスブック OHVボクサーツイン編 完全整備分解手帖 1969‐1996/著者不明

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この本によると、図の四番のハウジングと呼ばれる、3か所の4mmヘキサゴンボルトを外せ、とありました。

が、微妙にヘックス(トルクス)ボルトのような気がします。

いわゆる六角レンチと呼ばれるヘキサゴンレンチも、すっぽりはまります。

迷ったのですが、本の通り六角レンチで外してみました。

焼き付いているかもしれないので、プラスチックハンマーでこつんとやると、綺麗に外せます。

で、先ほどの本には、するりと外れるような記述があります。

時折拝見している、BMWR100RSモノサスの整備日記さんのHPにも、ぽろりんと取れるような感じで書かれています。

が、僕のBMWくんは、手前のカバーがぐらつくだけで、抜けてくれません。

えいやっ!と力を込めて引き抜くと、ろくなことはないだろうな、という感触です。

先ほどの、メンテナンスブックには、アルミ製のハウジングを引っ張らずに、奥の茶色の部分を引っ張れと書いてありますが、びくともしません。

プラスティックハンマーでこつんとやろうにも、奥まっているので、叩けません。

手前のアルミ製のカバーを、ごくごく軽く叩いてみたら、ぽろりとアルミ製ハウジングだけが外れました。

げげげ!

しかし、完全に外れたわけではなく、ハウジングの裏側で何かがつながっているままです。

僕のBMWくんには、何かスペシャルなものが乗っているのでしょうか?

期待が膨らみますが、写真を見比べても、どうやら普通です。


とりあえず、たばこを一本吸って、気を落ち着けて、真ん中のローターの部分のねじを外してみました。



右側が取り外したボルトです。

左側は、ユーロモトエレクトリックさんで注文した、ローターを取り外すスペシャルツールです。

メンテナンスブックには、フォーシングスクリューという立派な名前で出ています。


これを取り外したねじ穴に、ぐりぐりと差し込むと、パコンという音とともにローターが外れるのだそうです。

ギアを二速に入れて、ねじ込んでみました。

不安になるほどねじ込んでいくと、バコン!と盛大な音がしてローターが外れた音がしました。

が、やはりハウジングは取れません。

もう一本タバコを吸ってから、奥の茶色の部分の隙間を探して、長めのマイナスドライバーでこじってみました。

すると、あっけなく外れて、 ごそっと部品が取れました。

もしや、壊してしまったのかと、ドキドキしていたので、写真はありません。

気が弱いくせに、こんなことをすると舞い上がってしまいます。

こんな時に、行ってしまえ!と突っ走ると、ろくなことはないような気がします。

そこで、作業は中止することにします。

またまた、ちまちまと部品を組み付け、カバーを取り付け、バイクをもとに仕舞います。


近所の人から見ると、ただの変わったオッサンなんでしょうねぇ。





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