おはようございます!!! 
 
Machinakaです!!
 
 
 
時は来た!!!!
 
今日がノーラン解禁日だーーーーい!!!!!!
 
 
 
 
最も新作を期待される男、クリストファーノーラン。
 
 
シリアス路線、お子様向けじゃないにも関わらず、アメリカではスマッシュヒット。
 
日本のように、若くてイケメンだけが取り柄の俳優は使わず、実力のある俳優ばかりが名を連ねている。
 
今作ももちろんCGは一切なし。
 
2016年にもなって、すべて実写、すべてフィルム撮影。
 
NO FILM, NO MOVIE !!
 
NO FILM, NO NOLAN !!
 
ノーランってスマホ持ってんのかな?www
 
それはともかく!!
 
 
 
小細工一切なし、映画の実力だけでのしあがってきた男、クリストファー・ノーラン。
 
その新作が、今日公開される!!! 
 
インタビューで、彼は言った。
 
「今回は映画館でしか体験できない事が起こる」
 
そこまで言われて、見ない奴いるのか!?
 
土日にゴロゴロしてるだけのダメリーマン達! 
 
今すぐ映画館に走れ!!!!
 
 
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
 
イイイイイィイイイイィい!!!!!!
 
 
見る前から興奮しすぎて、叫ばないと平静を保てないぜwwwwww
 
 
 
 
それでは、「ダンケルク」批評、いってみよーーー!!!!!
 
 
 
 
ウィィィィッシュ!!!!
 
 
 
 
 
 

[あらすじ]

 
 
 
まずは映画ドットコムのあらすじからいくぞっ!!!
 
 
・「ダークナイト」「インターステラー」のクリストファー・ノーラン監督が、初めて実話をもとに描く戦争映画。史上最大の救出作戦と言われる「ダイナモ作戦」が展開された、第2次世界大戦のダンケルクの戦いを描く。
・ポーランドを侵攻し、そこから北フランスまで勢力を広げたドイツ軍は、戦車や航空機といった新兵器を用いた電撃的な戦いで英仏連合軍をフランス北部のダンケルクへと追い詰めていく。
・この事態に危機感を抱いたイギリス首相のチャーチルは、ダンケルクに取り残された兵士40万人の救出を命じ、1940年5月26日、軍艦はもとより、民間の船舶も総動員したダイナモ作戦が発動。戦局は奇跡的な展開を迎えることとなる。
・出演は、今作が映画デビュー作となる新人のフィオン・ホワイトヘッドのほか、ノーラン作品常連のトム・ハーディやキリアン・マーフィ、「ブリッジ・オブ・スパイ」でアカデミー助演男優賞を受賞したマーク・ライランス、ケネス・ブラナー、「ワン・ダイレクション」のハリー・スタイルズらが顔をそろえている。

 

 
 
はい、普通の映画と違うところが何個も何個もありましたね!
 
まずは予告編! こちらを見てください!
 
 
 
なんで林先生までノーランに口出してんだよwww 
そして誰が見るんだこの動画www
 
 
そして、こちらの特別予告編をご覧ください。
 

 

 

 

ノーラン監督に焦点を絞った予告編が公開されてるよ((((((ノ゚⊿゚)ノ

 

すごいよ! なんだこれ。。。

 

今まで、数多くの予告編を見てきましたけども、監督の紹介に焦点を絞った予告編なんて聞いたことがない。

スピルバーグだって、デビットフィンチャーだって、リドリースコットだって、マイケルベイだって、監督専門の予告編なんて作られたことないでしょ、、、

 

逆に、作られてるなら教えて欲しいw

 

確か、最近品川プリンスシネマに行った時は、クリストファー・ノーランの紹介予告編がIMAXで流れてましたねw 

そこIMAXの必要あるのか!? と思いましたけども笑

 

 

 

とにかく! それだけクリスファー・ノーランという監督は有名で、「もっとも新作を期待される男」の名にふさわしい実績があるってことですよ!!!

 

 

 

さて、今回の物語は第二次世界大戦モノということで、撮影・制作において非常にリアル志向な監督が、実写ものに挑戦する。

 

しかも、今回が本格的な実写ものということで、非常に期待しております!

 

今回の撮影のために、船はもちろんのこと、飛行機や軍艦をわざわざ購入して撮影に使ったとのこと。

 

 

そして、すし詰めになって船に乗っている人たち、あれはCGじゃないですよ!

 

 

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本物の人間ですよ! それだけで人件費どんだけ掛かってるんだよw

 

今ならCGでレイア姫も復元出来てしまう時代。そんな中、ノーランは本物の人間だけを使って撮影に挑んでるのです!

 

 

 

人間つながりということで、今回の俳優をご紹介すると、、、、

 

 

凄いです! 

 

 

トム・ハーディ! キリアン・マーフィー! そしてマークライアンス!! どれも主演レベルの俳優がずらり!!

 

そして、ハリー・スタイルズ

 

 

 

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なんで1Dがいるんだよww

 

君のStory of My Lifeは、ダンケルクに出ることだったのかよwww

 

 

 

 

 

なんか、ジョン・カーニー監督におけるアダム・レヴィーン(マルーン5)を思い出してしまったよ笑

 

そんな面白く、本格的なキャスティングが今回の特徴になっております!!

 

 

 

また、何と言っても今回は全編IMAXフィルムで撮っており、IMAXのために作られた映画であるという点!!

 

映画館以外で見るな! と言わんばかりの、ある種傲慢にも思えるほどの映画館への愛! もはや偏愛笑

 

劇場がかなり限定されて、見る方は大変だけどさ、、、、

 

 

ノーラン兄貴、これからも付いていきまっせ♥

 

 

ということで、皆さん見るときは絶対にIMAXでいきましょう! 

 

IMAX以外で見て、つまらないと言われてもそれは正しい評価じゃない(ノ゚ο゚)ノ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[俺とノーラン]

 

 

 

ちなみにこちらがお顔。

今年でまだ47歳ですってねぇ、、、若い。

勝手に65歳ぐらいだと思ってました笑

 

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さて、そこまで賞賛・期待されるクリストファー・ノーラン。
 
彼の何がそこまで評価されてるのか?
 
 
それは、前述した通り「絶対にCGは使わない。」、「フィルムカメラで撮りデジカメは決して使わない」という、何とも古風な制作スタイルが現代にとっては斬新で意義があるということを証明してしまった点!
 
 
彼の前作「インターステラー」では、スタンリー・キューブリック監督の不朽のSF名作「2001年宇宙の旅」をまるで現代に甦らせたかのような映像美を見せてくれました。
 
しかし、よく考えてください。悪く言えば「50年以上前にやった映画のやり直し」のようにも思え、当然ながら、新規性も斬新性もないと思うでしょう。
 
しかし、この作品はアカデミー賞視覚効果賞を獲得し、視覚効果において、新規性と斬新性があると認められてしまったのです!!!!
 
 
 
また、ノーランの魅力はそれだけでなく、、
 
 
圧倒的に作品が面白いから! 人の魂に映画を刻むから!!!!
 
面白いから人気が出る、評価される。
 
当たり前のことだけど、中々出来ない難業をやってのけているのが、ノーラン監督なのです!!!
 
 
面白いから売れた、人気が出た、という映画製作者は、私が思いつく限り「ピクサー」ですかね。ピクサーは映画の面白さで人気を勝ち取り、あのディズニーアニメーションを吸収してしまいましたから、、、
 
とにかく、ノーランの映画は魂に残る。そして、初見時は驚きながらも、あまりに面白く感動し、涙が止まらない。その結果、何度見ても面白い作品となり、リピートしてしまう。
 
ここからは、私とノーランの出会いについて、ときめきロマンス風にお話しします!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私がノーランと出会ったのは、ある秋の夕暮れ時だった。
 
一人で何気なく映画館に入り、何を見ようか悩んでいると、ポスターにふと
 
「インターステラー」という文字が私の目を横切った。
 

 

 

 
正直言って、英語の意味がよく分からなかったが、上映時間が長いし、お買い得だと思って、何気なくチケットを購入した。
 
映画を見る前は「何となく壮大なSFなんだろ」と一蹴していた。
 
その時は、ノーランが、彼が作る映画がどれだけ素晴らしいかを分かってなかった。
 
そんな当時の自分を、今では愚かに思うばかりだ。。。
 
席に座り、映画を眺め始めた瞬間。。
 
練りこまれたストーリー、驚くほど美しい映像、編集のテンポの良さ、主演級の俳優たち、アン・ハサウェイの美貌に驚いた。最後のは、余計だ。
 
そして何より、冒頭の小さな謎であった「本棚がなぜ勝手に動くのか」という誰も気づかない気付きそうもない伏線が、最後の最後で活きて、問題を解決する鍵になっているという衝撃と感動は今でも忘れない。
 
その時、私は劇場にいながらも嗚咽してしまったのだ。
 
上映終了後には一人で大拍手。
 
それ以降、私の頭からノーランのことが途切れることはなかった。
 
結局、インタステラーはすべてIMAXで5回以上鑑賞し、何度見ても面白い作品、感動する作品だと、生涯ベスト級の映画として刻まれることとなった。。。
 
 
 
ってキモいわwww
何ノーランに恋しちゃってんだよ、俺www
 
 
 
 
すいません、当時の出来事を思い出しすぎて、興奮しちゃいました笑
 
 
それくらい、「インターステラー」は素晴らしくて、初恋でもしたかのようなトキメキがあったんですよ!!!!!
 
 
 
 
また、ノーランを語る上では欠かせない「ダークナイト」
 

 

 

ジョーカーを演じた、ヒース・レジャーがその役に入り込みすぎて、アカデミー受賞前に死んでしまったという、永遠に語り継がれる悲しい裏話がありますけど、、、
 
 
この「ダークナイト」によって、DCコミック映画の雛形が出来しまったと言えるんです。
 
「バットマンVSスーパーマン」や「スーサイドスクワッド」、「マンオブスティール」など、やたらと画面が暗くダークな印象を持たせるDCコミック映画の源流は、この「ダークナイト」から来てるんですよ!
 
近年のマーヴェル映画の源流がジョン・ファブロー監督の「アイアンマン」だとしたら、DCコミック映画はノーランが源流になってるんですよ!
 
まぁ、どちらも素晴らしい監督なんですけども。。
 
つまり、それだけ他の映画に影響を与える、印象に残る映画だってことです!
 
皆さん、わかりましたか!?
 
これがノーランの素晴らしさです!!!!
 
 
はい、ということで私がノーランに期待するレベルは並大抵のものではありません!
 
映画館でノーランを見るなら、年間ベスト級、または生涯ベスト級に入る映画だと思って、映画館のチケットを買ってますw 正直言って、期待しすぎですwww
 
 
でも、あの時の「インターステラー」の衝撃は忘れられないんだよ!
 
俺にとって「ノーラン」は、いつも映画を見る楽しさ・トキメキを教えてくれる人なんだ!!!!
 
 
 
 
 
そんなノーラン作品が、、、、あと1時間で上映です!!
 
今、夜中の11時にこの文を書いています!
 
そうです! 深夜上映にこれから参加してくるのです!!!!!!
 
ただ、せっかくノーラン見る日なのにノー残じゃなかったけど、、、、
 
 
つまんないダジャレは置いといて∑ヾ( ̄0 ̄;ノ、、、、
 
 
 
いよいよあと1時間で、「インターステラー」以来3年ぶりにノーラン作品を映画館で見れます!!!
 
これみてくださいよ!!
 
今日のために、わざわざ「ダークナイト」Tシャツを着て鑑賞しますよ!!
 
 
なんでこれがノーランかだって?
 
 
 
この印籠コウモリが目に入らぬか!?
(`Δ´)
 
 
緊張して眠いどころの騒ぎじゃありませんwww
 
 
 
 
 
 
 
それでは、、、、、
 

 

3年待ったノーランの新作!!!
 
 
それでは映画の感想でっす!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

[映画の感想]

 
 
えー、時刻は2時36分。もちろんAM。
 
ただいま宿泊先のホテルに戻ったばかりのMachinakaでございますっ。
 
え? 映画の感想ですか? 今からですか?
 
一言で言うと、、、、
 
 
メッチャ良かったですっ!!!!!!
 
 
 
メッチャ良かったですっ!!!!!!
 
 
 
ノーラン兄貴さすがですっ!!!!!
 
 
これからも一生付いて行きまっす!!!!!
 
 
 
 
ただ一つだけ注意点があります。
 
 
 
 
映画館で見なきゃ駄作だぞ!!!!!!
 
 
 
映画館で、しかも満員の観客の中で見るために作られた、超限定的環境下でのみ魂を持って行かれる、観客全員参加型の映画だっ!!!!!!!
 
 
 
 
 
 

[開始10秒でビビる]

 
まずビビるのは、音響の大きさ。
 
私はIMAXで見たんですけども、今作の銃声には驚かされました。
 
もちろん、IMAXが音響が大きいことは分かっているし、何回も経験した私は、耐性がある。
 
でも、この映画の音の大きさには驚かされた。
 
普通の映画って、銃声が鈍いんですよね。
 
擬音語で申し訳ないですけど、「ドドドドドドド・・」みたいな。
 
でもこの映画は違う。
 
 
「トゥワァァン!! トゥワァァン!!」 
 
 
音が高いんですよ。
 
また、音量が大きいから、音が物理的にぶつかってくる。
 
音って普通、何を聞いても耳でしか感じないじゃないですか? 音が小さいから。
 
でもね、IMAXの音響でこの映画を見ると、
 
 
 
耳じゃなく心臓で音を聞くようになるんですよ。
 
 
 
物理を学んだ方なら分かると思いますが、音は波ですから、波長があって、振幅があって、周波数がある。
そして、音は空気を伝わって我々の体に届くんですよね。
 
普通なら何も感じないですけど、この映画は違う。
 
音が大きすぎて、音と空気がぶつかって、その衝撃波が心臓まで響くんですよ!
 
ちなみに音波は一律で秒速345m/s、人間が逃げれる速度じゃありません。映画館にいる以上は、この音から逃げれることはできないんです。
 
音響ならぬ、音撃を食らうことができるんです。これは映画観賞ではなく映画体験ですよ。
 
 
また、劇中にずっと秒針が「カチカチカチカチ・・・・・」なって焦るんですけど、たまに「ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ」って心臓が鳴る音が聞こえるんですよ。
 
前述したように音響が馬鹿でかいから、心臓の音波が振動して自分の心臓に突き刺さるんですよ!!!!
 
 
この映画、年齢的には高齢者の方も見れますけど、心臓にペースメーカーを付けてる人は本当に観るのを控えたほうが良いかと思います。
 
映画館は、このような方たちの安全性を実証してるんだろうか?
 
 
あっ、あと一番驚いたのは、この映画で、20数年生きてる私が生まれて初めての音を聞いたこと
 
 
兵士が船に立てこもっていて、外から敵が銃で攻撃するシーンがあるんですけど、その銃声が今まで聞いたことない音なんですよ。あぁ、絶対音感なら良かったのに。。
 
中々言葉にできないんですけど、音が「アヘヒィィィエン!」みたいなw
 
甲高い銃声と馬の鳴き声が混ざったような、現実世界ではありえないような音を聞いてしまったんですよ。
 
この音が本当に五線譜に乗るのか? あの音はなんだったんだ?
 
もう一度映画を見て確かめたいと思いますw
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
[引き画の凄さはIMAXの醍醐味]
 
 
 
 
音響の次は映像です。
 
この映画は、7割をIMAXで撮ってるんですけど、大画面で見るIMAXの画面は本当に綺麗!
 
今回はフランス北部で海に面するダンケルクなので、砂浜が見えるんですけど
 
戦争中なのに申し訳ないですけど、ウットリ♡します。
 
特にねぇ、砂浜を舞う飛行機のショットなんかねぇ、、、
 
飛行機の壮大さと雄大さがヒシヒシと伝わって来る画作りになってるんですよ。
 
あとは人。人です。
 
海へ逃げる人がポツンと砂浜で一人。
 
IMAXのスクリーンで見てるからこそ、いかに絶望的で孤独な環境かが一発で分かるんですよ。これ、スマホじゃ絶対に分からないですからね。
 
20mを超える超現実的なスクリーンじゃないと、70mmの馬鹿でかいIMAXフィルムじゃないと、それらを具備する映画館じゃないと楽しめない作りになってるんですよ皆さぁぁん!!!!!!
 
深夜ノリですいません笑
 
 
あとはですね、飛行機でのカメラ撮影が本当に緊迫感があって素晴らしい!
 
飛行機の翼の根っこに付けたカメラは、ちと画質が荒かったけど良かった!!
 
ジャンルはまるで違うけど、「トップガン」を思い出しちゃったよ笑
 
 
 
 
 
 
[冷房ガンガンなのに熱さを感じた]
 
 
これだけ映像と音響が他の映画と比べても超現実的だと、普通じゃありえないことが起こるんですよ。
 
とあるシーンで、海が炎まみれになるシーンがあるんですよね。船の重油が漏れて、まるで「バーニングオーシャン」状態になってるわけです。
 
もちろん、そこの炎でも抜群に音響がよくて、爆発する音がボディーブローのように効いてくるんですよね。
 
で、爆発した後、炎が「ゴオゴオ」と燃えさかる中、顔に重油がへばりついてる兵士の顔が映るシーンがあるんですよ。
 
その時、私の顔も熱さを感じたんですよ。
 
もちろん映画館の中は冷房ガンガン効いてます。
 
それなのに、顔にチクリと痛みと熱さが。。。
 
これ、いわゆる「目隠しで氷を触ると熱くなる」みたいな現象なんですかね。
 
いや違うか笑
 
とにかく、物理的な熱さよりも心理的な熱さが勝り、実際に顔に熱さを感じてしまったという、、、
 
この文脈を踏まえると、これIMAXで言ってるけどMX4Dだよww
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

[セリフなし、物語なし、あなたは何を感じた?]

 
 
さぁ、映像よし、音響よし、IMAXなのに何故かMX4D(炎)効果があり、本当に素晴らしい映画なんですけど、観客が全員満足するかというと、少し違うんですよ。
 
 
私の友人も同じ映画館にいたんですけど、友人が言っていたのは「物語がない」「キャラの説明がない」という指摘。
 
仰る通り、この映画にはまるで物語がないんですよ。そして、キャラクターの行動原理も分からない。
 
ただダンケルク海岸で助けを待っている兵士たちの悲惨な状況を、100分に渡ってただただ流しているに過ぎないんですよw 悪い言い方だけど笑
 
だから、普段映画を見るとき物語を大事にする人や、キャラに感情移入したい人などは、あまり楽しめない作りとなっているのかも。
 
また、この映画のおかしくも面白いところは、セリフが全くないんですよ。
 
おそらく、Wordで2ページ収まるかどうかですよw
 
 
ちなみにMS明朝、フォントサイズ10、余白は標準ですからね(`Δ´)!!!!
 
 
って意味分かんないこと言ってすいませんw
 
 
 
だから、普段テレビドラマとかスイーツ系邦画を見てる人にとっては、ちんぷんかんぷんな内容なんですよ。セリフが全くないから。
 
俳優も、目線の動きとか首の機敏な動きとかで表現する。
 
 
一番すごいと思ったのは、今回は空軍のパイロットを演じたトム・ハーディ
 
 
この写真だと口見えてますけど、戦闘中は基本的にマスクもゴーグルもしてるから、もはや顔がほとんど見えないんですよw
 
しかも、操縦席の中は立ち上がったりできませんから、「アクションなし」、「目の演技なし」で、演技のほぼ全てを封じられるんですよ! こんなのどうやって演技するんだって感じですよね笑
 
 
でも、さすがアカデミー俳優トム・ハーディ。
 
トムはちゃんと演技をしていましたよ! トムがほとんど顔も見えない状態で、どうやって演技したのか、、、それは劇場で確かめてください!
 
 
まとめるとですね、セリフなし、物語なしだけど、音響と映像は本当に素晴らしいから、そこから何かを感じ取ってくれってことですよ!
 
あなたはこの映画を見て、何を感じますか?
 
 
私の場合、この映画を絶賛していることからも分かる通り、俺って物語とかキャラの設定とかまるで気にしてないんだなぁ。と再認識しましたね、、
 
友達はあのキャラがどうこうって言ってるのに、私はそんなことは何も感じなくて。何ならキャラクターの名前をあまり覚えてないという笑
 
それなのに今作を絶賛してるってことは、ストーリー云々よりも、映像と音響、そしてIMAXならではのplusアルファを体感しに行ってるんだなぁと、絶賛した理由を自己分析できる良い機会となりました。
 
つまり、
 
俺って、映画より映画館が好きなんだよなぁ、、、
 
そう確信させられた映画でもありました。
 
 
 

[水のように流れる編集]

 
今回は編集も良かった。
 
戦争がメインということで、陸・海・空の3つに空間が分かれ、ダンケルクという同じ空間で、なるべく同時並行的に描いてるわけですが、、、、
 
そもそも、同時並行的になんて絶対に描けないわけです。
 
何故なら、空軍は燃料の関係で1時間しか、海は船の燃料の関係で、1日程度
 
そして、陸にいる兵士は食料の関係もあり、一週間しか戦えない。
 
つまり、同じ空間で同じ戦闘を同時並行的に描こうとすると、戦闘継続時間が陸・海・空で全く異なるため、映画では絶対に不可能になってしまうわけですよ。
 
 
 
しかし、この映画はなるべく時系列を同じにして、陸と海、空と海、空と陸の時系列的連続性をなるべく担保しようとして巧妙に編集されているのです!
 
 
今回は海が中心ということで、非常に「水」を使ったアクションが多いんですけど、そんなシーンとシーンを繋ぐ、文字どおり水のように流れる編集が光ったんじゃないのかなぁと思うわけですよ(´・ω・`)
 
 
 
 
 
 
 
また、今回はダンケルク海岸が舞台ということで、陸にいる人も海に、海にいる人はそのまま海に笑、そして、、、飛行機が墜落すると海に着水するようになってるんですよ。
 
つまり、陸・海・空にいる人は最終的に海に統一されてるわけです。その瞬間は、唯一陸海空の戦闘継続時間の制限に縛られず、実にシームレスに映画が描かれるんですよ!!!!
 
まぁ同じ空間を描いてるわけですから、当然と言えば当然なんですけどね笑
 
これ今から予言しますけど、アカデミー編集賞にノミネートされるんじゃないですか!?
 
答え合わせは来年の2月にしようね!笑
 
 
 
 
 
 
 

[映画館でしか楽しめない理由]

 
そして、最後に述べたいのは、なぜこの映画が映画館でしか楽しめないのか?
 
映像?音響? 確かに、IMAXのスクリーンではどちらも素晴らしい。
 
映画館で見る価値はそれだけであるように思える。
 
でも、今作はそれだけじゃないんです。映画館ならではの特殊性を活かした、映画館でしか見れない作りになってるんですよ。
 
順を追って説明しますね。
 
ダンケルクは戦う戦争ではなく、逃げる戦争を描いた映画なんですよね。
船を待つ兵士は、ただじっと耐えてるしかない。
 
また、ダンケルク海岸には敵が陸にも海にも空にもいて、逃げようにも逃げられない。
 
ただ絶望的な状況を必死に耐えることしかできないんですよ。
 
 
 
一方、我々観客も、映画館という密室空間で爆音の銃声にビクビクしながら、戦いが終わるのはただ待っているのではありませんか?
 
これはまさしく、劇中で同じく銃声に驚きおののく兵士たちと完全にリンクするんだと思います!!
映画館という非日常性、密閉性の空間が、戦争映画の環境と完全にマッチするのだ!!
 
クリストファー・ノーランが言った「映画館でしか楽しめない」というセリフの裏には、映画館の観客と劇中の兵士をシンクロさせるためにあったのだ!
 
だから映画館でしか楽しめない特殊性があるのだ!
 
 
 
完全に受け身に回るしかない映画観客という特性を見事に利用したのではないか?
 
 
 
 
これを家で見たらどうなっていた? 
 
銃声に驚いたら、音声を下げればいい。
 
映画に飽きたら、停止ボタンを押してもいい。
 
トイレに行きたくなったら、一時停止を押してもいい。
 
有村昆だったら、早送りすればいい。
 
つまり、家だと映画に束縛されないのだ。
 
 
だが映画館で見るときは違う。
 
安くないお金を払い、他人と同じ時間・同じ空間を共有する。
 
他人がいるから、マナーが起きる。
 
マナーが起きれば、束縛される。
 
むやみやたらと席を立てない。携帯見れない。映画館は束縛の宝庫だ。
 
 
それを逆手にとって、映画館の観客のシンクロ率を上げる設定の映画を取ったんじゃないのかノーラァーーーン!!!!!!!
 
 
 
あくまでも個人の妄想ですw
 
 
 
最後に!!
 
これは映画館でしか、しかも IMAXでしか楽しめない映画でございます!!
 
是非とも劇場で! しかもIMAXで上映してる今のうちに鑑賞してください!
 
いや、、食らってくださいっ!!!!
 
 
 
 

 
はい、以上でーす!!!