おはようございます!

 

Machinakaです!!

 

 

今回もドフりんとプリまるは出てきません。どうやら、私に無断で夏休みを取ったみたいです。。 もう知りません! 今日も私が書きたいと思います。

 

さて、本日8月15日は終戦の日。

 

スパイダーマンもいいですが、せっかくなら戦争映画を見ませんか?

 

と言っても、派手なドンパチは苦手、子供にも見せたくない、、という方に朗報!!

 

専業主婦が主人公の戦争映画があることをご存知でしょうか?

 

それが今回ご紹介する「この世界の片隅に」です。

 

 

 

 

 

実は、この映画については既に感想を書いてるのですが、あまりに長文であまりにアツすぎるため、今回改めて記事を書こうということです。

 

主婦のユーザーが多いこのアメーバブログでこの記事を書く意義は大きいのと、この映画の出資に大きく貢献したのが他でもないサイバーエージェントさんだからです。

実は私、アメーバブログに引っ越そうと思ったきっかけも、「この世界の片隅に」をサイバーエージェントさんが応援してたからなんですよね。

 

ちなみにクラウドファンディングのサイトはこちらです。

 

 

もう一度言いますけど、専業主婦を主題にした戦争映画なんて見たことがありません。戦争の戦闘ではなく、戦争の生活を描いた映画です。しかも、大大大傑作です。主婦の方はもちろん、どんな人にもお勧めしたい作品です。

 

 

この映画のおかげで、ありふれた日常がこれほど素晴らしく、美しいと感じられます。

 

 

 

 

 

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ちなみに、この映画知ってる方どのくらいいますかね?

 

もう公開から1年弱経ちますけど、諸般の事情がありテレビでは全く宣伝できなかったんですよ。だから、まだ知名度が低いんです。

 

この映画の主人公の専業主婦、浦野すずさんを演じる声優はのんちゃん(旧名:能年玲奈)なんですね。で、のんちゃんと言えば芸能事務所と揉めて、勝手に独立したせいで芸能界から干されてしまったんですよ。さらに、干されるだけでなく事務所から壮絶な嫌がらせを受けました。

 

・のんちゃんをテレビに出したテレビ局には、事務所の他のタレントは出演させない。

・2度と「能年玲奈」という名前をテレビに出しちゃいけない。

 

など、徹底された干され方をしました。さらに、スポーツ新聞では「洗脳報道」なんてされてしまって。。。

もちろんですが、「洗脳」なんてのんちゃんはされていませんよ笑 中島知子さんもそうですが、「洗脳」というスポーツ新聞の記事は信用しない方がいいです。これは事務所がどこまで関与したか分かりませんが、関係がないとは言えないでしょう。

 

2度とテレビに出られない可哀想なのんちゃん。彼女をメインキャストにすれば、映画の宣伝は絶対に出来ないんですよ。でも、今作の監督の片渕須直さんはのんちゃんを抜擢しました。監督曰く、「のんちゃん以外ありえなかった」んだそうです。

 

そんな裏事情がある今作なので、知名度が低い。テレビが宣伝しない分、私のようなブロガーが宣伝しないといけないのです。

なぜ宣伝するのか? 理由は簡単。あまりに素晴らしい作品だからです。今作はMachinakaの昨年の年間ランキングで一位を取りました。

 

 

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さて、そろそろ本題に入りましょう。

 

この作品は、こうの史代さんの漫画が原作で、昭和初期から第二次世界大戦までを、浦野すずさんという女性の視点で描いたものになっております。もちろん、すずさんが出兵して戦う映画ではございません。戦争下の専業主婦の生活を淡々と描く作品なんです。戦争映画で専業主婦が主人公なんて全く面白みがないじゃないか!と思うかもしれませんが、そうじゃありません。単なる日常の暮らしに、私は大感動したのです。

 

浦野すずさんは、昭和元年生まれで広島県広島市生まれです。すずさんが18歳くらいだったかな?お見合いで呉市の男性と結婚しますが、年に数回は実家の広島市を行き来します。

簡単な足し算をすれば分かると思いますが、昭和20年8月6日に広島市に原爆が投下されるので、夏にすずさんが帰省するたび観ているこっちはハラハラが止まりません。「すずさん!今広島に帰っちゃダメだ!!!」と叫びたくなります。しかし、そんな声はすずさんには届きません。観客はただ映画を見ることしか出来ないのですから。

 

 

 

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すずさんは専業主婦となり、海軍の裁判所で内勤する夫や家族を支えるために奮闘します。料理に家事に大忙しなのですが、若干18歳のすずさんが満足に家事も出来るわけがありません。義理の母は優しく面倒を見てくれるのですが、厄介なのは小姑!

小姑にグチグチ言われながらも、頑張って毎日を生きています。

 

この映画の素晴らしいところは、「ありのまま」を描いてるところです。戦争だからといって、日本全体に悲壮感が漂っているわけではありません。当時は戦争が当たり前だったし、「戦争なんてダメ!」なんて発言したら非国民として憲兵に逮捕される世の中です。すずさんも、戦争には興味がないけども戦争を否定したら海軍で働く夫や義理の父を否定することになる。すずさんも専業主婦なりに戦争に貢献していくのです。

 

そして、すずさんはとても明るい! 戦争だろうが食料がなかろうがいつも明るく元気なのですヾ(@°▽°@)ノ

 

家族に元気になってもらおうと、下記の画像のように料理を頑張るのですが、具材は全て野原から取ってきた草だったり、大根の皮だったりするのです。でも当時の専業主婦にとっては、野草をむしって料理に使うなんざ当たり前。デフォルトでオーガニックだったわけです。

 

実は、私が一番泣いたシーンはここです。すずさんはとても楽しそうに明るく料理を作っていますが、食糧難で白米もろくにもらえない状況だったんです。悲しみの中に幸せを見つける、すずさんの元気に感動したのです。そして、主婦スゲェなぁと思ったのでした。

 

何気ない料理や家事一つ取っても、家族のために、家族に元気になってもらうために日夜働いてる主婦に感謝です。

 

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姑につつかれながらも頑張るすずさんですが、実は不妊に悩まれていました。病院で診察してもらうシーンもちゃんとあります。脈があると思ったら、妊娠していなかったと病院から告げられます。現代じゃ生まない選択肢もあるかもしれなけど、当時は結婚したら子供を産むのが当たり前だった。実際に、すずさんの近所の主婦は全員子供がいるんですよね。直接的にすずさんが非難されるわけじゃありませんが、本人はひどく気にしていたでしょう。これが関係しているか分かりませんが、すずさんは円形脱毛症になってしまいます。表面上は元気なのに。。

 

 

 

 

 

 

 

 

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そんなすずさんですが、第二次世界大戦末期になると、次第にその明るさを失っていきます。実は呉市は海軍の本部で、広島市より空襲の被害に遭っていたんですから。今作は広島県における戦争を徹底的に調べ上げて作った作品です。なので、劇中に襲ってくる空襲の時刻、爆弾の量、被害を受けた場所は全て史実でリアルなんです。

どれだけリアルかと言うと、「いつ、どこで、どれだけ」の空襲があったかという年表が劇中にずら〜っと流れてくるほどです。そのリアルさに、また涙が出てきます。

 

 

 

 

すずさんは空襲に襲われながらも、家族を守るために焼夷弾の火消しに躍起になったり、食糧難なのに家族にいっぱいご飯を食べて欲しいと、楠公飯なるものを作ったり、どれだけ戦争が悲惨になっていってもすずさんは主婦として強く生きていこうとするのです。

 

しかし、映画後半に大きな事故がすずさんを襲います。これを転機に、すずさんから一切の笑顔がなくなってしまいます。考えうる限り最悪の事故です。

 

私は、ここからずっと泣きっぱなしで鑑賞していました。

 

すずさんは絶望の淵に立たされながらも、それでも家族のために必死に毎日を生きていきます。自分が出来る最大限のことをやろうと全力で頑張ります。つまり、専業主婦として家族に貢献できることを探すのです。しかし、その事故以降は満足に家事が出来ない時もあります。でも、すずさんは諦めない。毎日毎日を専業主婦として必死に生きて行くのです。その全力のひたむきさに、また涙するのでした。

 

 

 

 

 

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以上が概要です。専業主婦が主人公だけど、戦争映画は見たくない、怖い。と思ってる方もいらっしゃるかもしれませんが、安心してください。この映画は基本的にコメディなんです。驚くかもしれませんが、劇場で4回見てる私が言うのですから間違いありません。基本的に大爆笑できるコメディアニメです。

 

だから、安心して見てください。

 

そして、このブログを帰省先で見ている方、母や父、また祖母や祖父にこの映画を紹介してあげてください。できれば、一緒に見ましょう。

 

前述した通り、この映画は絶対に地上波では流れません。だから、ネットや現代機器に疎いお年寄りの方はこの映画に出会う機会がそもそもないのです。だから、若い人がどんどん紹介してあげましょう。

 

DVDのレンタルは9月かららしいですが、今は先行してネット販売してるらしいです。YouTubeにも有料で販売しています。高く感じるかもしれませんが、映画館に行く交通費や手間を考えると、お買い得です。

 

 

 

以上になります。戦時中の専業主婦の活躍をこの目に焼き付けてください。

そして改めて、戦争はするべきでない、と心に刻むことにしましょう。

 

 

最後に! 多少ネタバレですが、映画の見所がいっぱい詰まった動画を載せておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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