雑誌クリッピング121
女を感じさせヘンし、からかいやすくて、妹のようやけど、やっぱりライバルですね(世良公則)
フォーク雑誌「ヤングフォーク」の表紙をツイストの世良公則と二人で飾って、お互いに対する印象をインタビューされている。
渡辺真知子-男らしい人だな、と思いました。ふーんあの人が”あんたのバラード”を歌ってるのか、なんてね。…もういつも、彼らのペースでバカにされてるの。白いドレスを珍しく着てたら、まず金太さんがワタシをみて、オエーってやるの。世良さんもオエー。でも、後で世良さんが「ステキだよ」ってつけ加えてくれたけどね。そうやってバカができるのは、ポプコン出身という仲間意識があるからかもしれないけども。
いまの男性にはない武士魂、男らしさを持っている人ですね。将来のことだけども、できたらご一緒にコンサートをやってみたいな、と思ってます。
(新人賞レースについて)ツイストは、世界歌謡大賞という、りっぱな賞をもらっていることだし、コンサートという大きな目標があるから、ワタシとは立場が違いますね。
世良公則-人間的には女を感じさせない人。スマしたり気取ったところがないからとても気持ちがいい。だから、ボロ、カス、とアホなことがいえるんです。アホやからいじめても、とてもカワイイ。
(音楽的には)彼女自身の世界と歌謡曲の世界が半世紀の間につちかったものをうまく融け合わせているところがいいんですね。彼女の音楽には、ニューミュージック、歌謡曲、ロックといろんな要素が含まれているんです。それが彼女のメロディラインの魅力となっているんでしょう。だから、歌謡曲の世界だけでやっていくのは難しいでしょうね。どんどん伸びる可能性を持った人だから。
シンガーとしてもライターとしても、気骨のある人だから、ボクにとってはライバルですね。
これは、グラビアページ。
作曲入門講座のページでは、「かもめが翔んだ日」の曲の構成を分析。
楽譜のページには、「ブルー」が掲載。難しいコードがたくさん出てくる、リズムも複雑、と紹介している。
掲載雑誌:ヤングフォーク(No.26、1978年10月1日)