こんにちは
東京都府中市のまちこ皮膚科クリニックです
クリスマスの季節になりました
皮膚も乾燥して
かゆくなりやすい季節です
保湿を朝晩全身にしていきましょう
≪アトピー性皮膚炎の治療の目標≫は、
かゆみや皮膚炎で日常生活に
支障ないレベルの症状を保つ状態です
年間を通してのスキンケアは必須です
①保湿剤を朝晩の2回以上は
全身にこすらず、のせるようにぬる。
②皮膚の清潔をたもつ。
タオルやスポンジは使わずに、手で低刺激な石鹸を泡立てて洗う。
≪ぬりぐすり≫
必要な時に必要な強さのステロイド外用剤を
使用することはとても大切です
アトピー性皮膚炎の治療方法は
ステロイド外用だけではありません。
ぬりぐすりはステロイド外用薬だけでなく
①タクロリムス軟膏(免疫抑制剤)
②デルゴシチニブ軟膏(JAK阻害剤)
③ジファミラスト軟膏(PDE4阻害剤)
などが、使用されるようになり
ステロイド外用の連続使用による副作用で
皮膚が薄くなり、血管拡張したり、
ちょっとぶつけただけで、
内出血することが少なくなってきました
≪ぬりぐすりのぬり方≫
〇リアクティブ療法
皮膚炎が再燃して皮疹がでたときに、
その都度ステロイド外用薬などをぬり、
症状を良くして、保湿剤に変え、また症状がでてきたら
ステロイド外用剤をぬり、を繰り返す治療法
〇プロアクティブ療法
症状がおさまっていても、
週に2回くらい、
夜だけ抗炎症薬の外用を間隔を開けてぬる方法で、
皮疹が再び悪くなるのを減らす効果があります。
≪その他の治療≫
アトピー性皮膚炎の症状が中等症以上の方には、
①紫外線療法(光線療法)
②デュピルマブ皮下注
などが保険適応です
血液検査をして、アレルゲンを特定し、
それを除去することも大切です
かゆみや皮膚の悩みで
日常生活に支障をきたさないよう、
適切な治療法を選び、
保湿によるスキンケアをしていきましょう
府中駅徒歩1分のまちこ皮膚科クリニックでは一般皮膚科・美容皮膚科を診療 (machiko-clinic.com)