こんにちは東京都府中市の
皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科
まちこ皮膚科クリニックです
雨の日が梅雨らしく、紫陽花の綺麗な季節となりました
そろそろ学校でのプールが始まりますね
熱中症には気を付けましょう
今日は、イボのお話です
□水いぼは「伝染性軟属腫」と言います
原因は、伝染性軟属腫ウィルスです
症状は、プールなどに通っているお子さんが、
小さな光沢のある、半球状の丘疹が皮膚に現れます
1つの場合もあれば、数個、多数の場合もあります
プールや皮膚同士の接触で感染し、水いぼと言われます
治療は自然治癒することが多いですが、
ウィルスに対する免疫を高めるため、
ヨクイニン(ハトムギ)を内服することもあります
□イボは、感染性のある①尋常性疣贅と、
首やワキにできやすい②糸状疣贅についてお伝えします
① 尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)
原因は、ヒトパピローマウイルスの感染です
ささくれや擦り傷からウィルスが感染し、
硬いイボ状の隆起が現れます
治療は、液体窒素で冷凍凝固術を2週間に1回行っていきます
触ると他の部分に移る場合がるので、
触らないようにしましょう
② 糸状疣贅(しじょうゆうぜい):スキンタッグ
首やワキにできる肌色の小さなイボです
感染性はありません皮膚にできる小さな良性の腫瘍です
春先になると、首を出す洋服になるので気になり始めます
スキンタッグの原因は不明ですが、摩擦や遺伝、
ホルモンバランスの変化などが要因として関与していると
言われています
治療は、液体窒素や切除などで、保険適応です