オドママさんって、モラルにうるさいヤツね。(笑)



息子、小学校最後の音楽会でした。
1つ前の学年が始まったころから私の涙腺は緩み始めましたが、一生懸命涙をこらえて、一生懸命聞きました。

息子は、音楽は好きだけど、学校のはあまり得意ではなかったのですが、今年はパーカッョンをやってみたくて、なんとオーディションを受けたそうなのです。
普段、声も聞いたことが無いと言われるほど大人しく、全然積極的な息子ではないのに、立候補したというだけでびっくり、成長を感じ、それだけでうるうるしました。
残念ながらオーディションは通らず、「音痴と言われた」と落ち込んでいましたが、それでも一生懸命取り組みました。(らしいです。後日先生談(笑)。)

前夜、るろうに○○をつい見過ぎてしまったため、興奮して夜中まで寝付けなくて、12時過ぎに、とうとうしくしくと泣き出してしまいました。
隣の部屋に娘と居て、私は全く聞こえなかったのですが、娘が「あ、泣きゆう。」と言ったので、自分の耳が遠くなっていくのを実感してしまい、老化かーっと、悔しかったです。そっち?(笑)
とにかく息子の寝床に行くと、汗をびっしょりかいていたので、「どっか痛いの?」と聞くと、首を横に振りました。
「寝れんだけ?」と聞くと、目をつむったまま頷いたので、手を握ってやると、ぎゅっと握り返してきて、ほどなく息子は眠りにつきました。
  後日談:寝付けないこと→とてつもない恐怖(を味わった)…のだそうです。
ふふ、まだまだ子供じゃ。

当日の今朝、起きられるかな、と心配しましたが、ニコニコ顔で起きて来て、「今日の魚、何?」と明るく聞いて来ました。
その後、信じられない報告が…。
「そういえば、今日6年生はプログラムの一番最後だけど、俺は一番最初に開催の合図で、音楽委員会からハンドベルで出るから。」
「ナヌッ?一番最初?音楽委員会ってなんじゃ?ハンドベル?全て初耳。」そういうことを、何故当日の朝言うかね?
予定外…カメラのバッテリー大丈夫か?

息子は、普段から学校の事をほとんど報告しません。
悔しかったことなどは、必ず言いますが。
だから、よそのお母様に、「○○君にはいつも、お世話になっています。この前も○○が、××で、こうしてああして、本当によくお世話してくれて~。」と言われますが、ほぼ初耳です。
そして、こちらからはほとんどそのようなセリフを言うことがありません。
恥ずかしい~。
お世話になっているお母様方、もう~、本当に済みません。

さて、音楽会が始まりました。
みなさん、人の邪魔にならないよう撮影したり、三脚を立てたり、また逆に他の人の撮影の邪魔にならないように、かがんで通ったり、演奏中は小さい子供にも静かにさせたり、音楽会が全て終わると、座っていた椅子を片付けるのを手伝ったり。
それはそれは皆さん気を遣っていて、エチケットやマナーの心があると思ったのです…が。

さて、音楽会終了後のことです。

修学旅行のプロ写真を、6年生の教室前に貼り出しています、とのことでしたので、はあはあ言いながら階段を上がっていくと、もう数名の保護者が見ていました。
近頃の写真は、まぁーーーとっっても小さいので、集合写真以外の個人写真は、老眼鏡必須です。(笑)
老眼鏡、ちゃあんと、持って来てましてよ。
それでも今日は雨で、教室の電気も消えていたため、ほの暗く、見えにくいったら。
皆さん目を凝らして「これ違うかな、そうかな。」と、一生懸命我が子を探していました。

数百枚の写真の中に、自分の子はたった数枚。
目が疲れて疲れて、判明不能なのは諦めました。

すると、何と。
途中、スマホで展示写真をカシャカシャ撮影する音が聞こえたのです。
しかも、1人がそれをし始めると、あっという間に数人に。
それも、当たり前のようにカシャカシャと。
まあね、私も1枚や2枚だけならね、目もつむりますよ。
でもね~、やっぱり…、それ、ダメでしょ。

それで、ふと思い出しました。
以前、イオンでのこと、写真屋さんがよさこい祭りの写真を展示していたことがあって。
全てナンバーが打ってあり、注文して買うシステムになっていました。
が、そこでも我が子を見つけるとカシャカシャ撮影する人が出現。
気分が悪いわ~と思っていたところ、「どうやっても、上手く撮れない」と文句を言っていたのを思い出しました。
あれって、上手く撮れないようにわざわざ何か細工をしていたのかしら。
あんな不特定多数の人が行き交うところだもの、そりゃ、手を打つでしょうね???

そうか、この目を凝らして見なければならないというのは、スマホやらで上手く撮れないよう、わざわざ小さくしていたのか。
でも、かと言って目が悪い人や、私のような年齢の人には我が子がどこに居るのかわからなすぎて困るんです。
よくブログで報告されている舞台写真のように、ネットで見る手もあるでしょうけど、パソコンもスマホも持っていない人が居るかも知れないので、紙に印刷して貼り付けているのでしょうけどねー。
写真にサンプルって字を刻印するとかね、なんとか撮影出来ないようにしてくれないかな~。


写真屋さんが修学旅行に同行して、自分のお子さんに焦点を合わせて撮影してくれたのですよ。
高いからって言ってた人いましたけど、そりゃ、安くないですよ。
プロの写真だもの。
彼らは、それで生活しているんだもの。
私も、毎回高いと思いながら買ってますよ。
でもそれをね、1枚も買わずにスマホで撮っているお母さん、子どもにそれを見せるの?
「私、今日学校で『泥棒』して来たから、学校では買わなくてもいいのよ。」って言うの?
1人にだけね、たまたま隣り合わせた人に、「それ、まずいんじゃないですか?」って言ってやりましたが、えへへへへと笑っていました。
たぶん「みんなやってるでしょ。」と心で思ったでしょうね。
その方、私の隣であんまりにも堂々と、何十枚もカシャカシャやってましたから、つい口に出てしまいました。
黙っとけばいいのに、黙っておけないのが私。

沢山撮って置いて、後で振り分けて選んで注文、は…しないんでしょうね。
無造作に撮っていた人も居たから、中にはそういう人も居るかも知れませんけどね~。
でも、やっぱりカメラを向けた段階で、ダメでしょう?

あ、見えにくいからってスマホの光を照らしていた方は別で、頭いい~と思いました。
懐中電灯代わりに使っているわけだから。
ま、そりゃそうじゃ、いちいち説明するまでもないか。

「プロの写真って高いわ~。あ、そうだ、これをそのまま写せばタダじゃん。そうそう、私スマホ持ってるじゃん。じゃあ撮りましょ。カシャカシャ」てなもんで、軽い気持ち…なんでしょうね。

で、私の言ってることは、余計なお世話なんでしょうね。