こんばんは。
インテリアコーディネーターのmacoです。
先日、書いた記事、繊細さとは①に引き続き、
「美」を感じる心を大切にしようと思った
きっかけについて、書きたいと思います。
10代の時期は、特に多感で、
迷いの多い時期だと思うのですが、
私も学生の頃、自分が悩んでいることの
何が正しくて、間違っているのかが、
よくわからなくなってしまい
自分の問いに応えてくれそうな本を探しに
図書館に通っていたことがありました。
そこでの本の出会いが、
評論家小林秀雄さんのエッセイ「美を求める心」でした。
エッセイを読んで、
明るい気持ちになったことを覚えています。
その一文を紹介しますね。
神経質で、物事にすぐ感じても、いらいらしている人がある。
そんな人は、優しい心を持っていない場合が多いものです。
そんな人は、美しい物の姿を感ずる心を持った人ではない。
ただ、びくびくしているだけなのです。
ですから、感ずるということも学ばなければならないものなのです。
「美を求める心」 小林秀雄 /著
この文を読んで、
感じることが悪い・良いのではなく、
自分がどう感じるかがとても大切で、
感じることを苦しいと思うのは、
自分の未熟さゆえだと知りました。
同時に、自分の可能性も感じることが出来ました。
繊細さんは、感じやすい気質を持っていると言われています。
それゆえに、辛くなってしまうこともあります。
だからこそ、感じるということを深く理解して
その気質を長所にしていくことが大切だと思っています。
感じる力を磨くには、美しいモノや芸術に触れることが
おすすめです。
なぜなら、言葉で表現できない
分かる・分からないの世界を超えたもの
だからです。
私も、小林秀雄さんの「美を求める心」がきっかけで、
「美しさ」って何だろう?
と考え、アートなど芸術に触れるようになり、
自分の感覚を大切にしていい世界があることを知りました。
美は、私達が生きる世界の美しさを教えてくれます。
そして、人の心を豊かにしてくれます。
今まで、悩むことは、たくさんありましたが、
芸術や美しいものに救われてきました。
私にとって美とは、
新しい価値感や活力を与えてくれる
なくてはならないものです。
とりとめのない文になってしまいましたが
これからも、美を感じる心を大切にしながら
審美眼を磨いていきたいと思います
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