こむぎがチュートリアルの作品を3Dモデラーのかえでに見せているところ。
こむぎ:今回は和牛先生の「毎日Blenderたぬきカフェ編」をやってみました。
たぬきさんが喫茶店でパソコン開いてドヤってるイラストを作ります。
かえで:こないだの「ミニチュアなカフェを作ろう」はキャラクターはなしで主にレジ回りだったよね。
こむぎ:あれはあれで面白かった。でもキャラクターって緊張する~。
かえで:Blenderはいろんな機能やショートカットがいっぱいあるけどチュートリアルをこなしていくうちに覚えていくと思う。
いろんな人のいろんなチュートリアルをやりましょう。
こむぎ:最初は2日分一度にやってしまったので画像は2日目です。1日目でラフ画にしたがって部屋にテーブルと椅子を仮置きして卵型のキャラクターを置いてラフモデル作り。2日目で家具の面取りと照明設定…といってもHDRIの選び方、使い方、それから屋内の照明を配置。
かえで:さ~むい~、よぎしゃに~…みたいな感じ?なんか列車に乗ってるみたい。
こむぎ:こんな食堂車あったかな?夏の写真とかもあるよ。作例は「PoliHeaven」に最近加わった夏のお庭の写真。
HDRIの選び方と向きは結構ばかにならないみたい。
(HDRIだけで光を演出した例)
こむぎ:さて、HDRIを設定したのでレンダリングビューにしたら、画面が真っ黒になってしまって…
かえで:え、なんで、なんで…
こむぎ:ほかのファイルでもHDRIやってみたら真っ暗になっちゃって、どうもこれはワールド設定が犯人っぽい。
Node Wranglerって便利なアドオンがあるよね。
(有効にしたいときは「NODE」で検索しましょう)
かえで:うん。
こむぎ:新規ワールドを作ってCtrl+Tで「環境テクスチャノード」を呼び出したら、同時に「ボリューム」用の画像テクスチャノードも呼び出してたんだ。
これを放置したままHDRIを呼び出して背景画像を選んだら、空のボリュームテクスチャを表示しようとする。つまり、真っ暗…
(ボリュームがわかんない人は削除するのが無難)
かえで:なるほど。
こむぎ:これがわかったのは翌々日ぐらいだったんだけど。
それで、パソコンと、ケーキと、メニュー立てとコーヒー、それに伝票を入れる筒を作って2日目は終わり。
実は椅子の座面が高すぎるので作り直して、そのあと、部分的にベベル(面取り)をかけてたけどうまく行ってなかったから全体をベベルモディファイヤーにして、シンプルな椅子だけど2回作り直してる。
かえで:スタバ風の紙コップのコーヒーだとさ、伝票入れるやついらなくない?それにセルフサービスだからコーヒーとケーキはトレーに載ってるはずだ。
こむぎ:トレーが好きじゃないのかも。パソコン広げたとき邪魔だし。
3日目。コーヒーをコーヒーカップに直してソーサーをつけ、ただの扇形だったケーキをチーズケーキにする。窓枠に厚みをつける。ガラス入れてもいいんだけどこの講座ではガラスがはまるところに溝を切るだけにした。
慣れないモディファイヤを使ったら、窓枠がワールド原点目指して伸びるようになっちゃった。モディファイア消したら直ったのに満足したから直し方はわからない。
(伸びる窓枠)
問題のモディファイアは「重み付き法線」
こっちの窓枠のモディファイアは問題なしでした。
そんで…ケーキ、メニューの中の紙、紙のコーヒーカップなどを作りこむ。
かえで:パソコンを使うならテーブルにコンセントがあったほうがいいかも。Yukiさんのカフェのカウンターテーブルにはあったよ。…あれ、何これ、この模様?
(PCの角にベベルをかける際にスケールの適用を忘れました)
(ケーキの紙はこちらで付けました。ここにもうっすらニッポニテス)
こむぎ:とりあえず小島さんが作った異常巻きアンモナイト柄を突っ込んでみた。
かえで:どーせならプラビトセラスを…
こむぎ:小島さんまだニッポニテスしか作ってないんだって。
4日目、PCの内側を作りこむ。今回は「見立て」なので個々のキーなどは作らない方針。
5日目、PCのロゴマークとカップの把手をカーブを用いて作る。ここで「ローカルビューへの切り替え」が登場。特定のオブジェクトだけを視界の中心に入れて操作できるわけ。
かえで:お、ローカルビューでやるんだね。
こむぎ:「ベジェ曲線」の中を「フィル」することでロゴマークを、「ジオメトリ」→「ベベル」→「深度」寸法入力でひも状のものが作れる。
かえで:ローカルビューで操作中に追加したオブジェクトは、ローカルビューを出た後はそのオブジェクトも選択しないと再度ローカルビューには持ち込めないよ。
だんだんテーブルの上ができてきた。キャラクターは卵のままだけど。(続く)