某県某市の駅前のドーナツショップに三人の人物が集まっている。

商店街の空き店舗を利用した休憩所は落ち着かなかったようだ。

後輩:PCいじるときはやっぱ電源設置してある店のほうが安心ですね。

先輩:コロッケの次にドーナツか…計画性がないな。こむぎちゃんはカロリー気にする?

こむぎ:うーん、今日は仕方ないか。

先輩:女の子は我慢する癖を見直した方がいいぞ。

こむぎ:我慢してないもん。(クリームサンドフレンチクルーラーを取る)

先輩後輩こむぎ夏

後輩:あ、空いてる席がある。

先輩:じゃ、始めようか。

えーっとそもそも、すごろくってのはな、少人数で遊ぶ簡単なボードゲームで、大体は盤のマスに楽しい絵が描いてある。

遊ぶときはまず順番を決める。そして順番にサイコロを振って、出た目の数だけ盤の上を進むんだ。

「振り出し」から始めて「上がり」に早く到達した人が勝ちだ。

後輩:わかってるよ。何が言いたいの?

先輩:前回の記事で何を伝えたかったかわかるようにもう一度説明しようと思って。

こむぎ:原則に戻りすぎ。

先輩:まずキャラクターをコマとしてボードのスタート位置に配置。ボードのマスの振り出しを1、次を2としてすべてのマスに数字を振る。これがキャラクターの現在位置。

スタート前にキャラクターの中の人をアクターとして設定しアクターの行動順を変えられる処理を作ったけどそれは割愛。アクター1とアクター5で振る舞いが異なる場合があるんだ。名前と顔しか設定してないのに。まあ、それはキャラクターがまともに進めるようになってからだけど…

後輩:それで?

先輩:プレイヤー1がマス4に止まってしまってプレイヤー2がそれを追い越してゴールしてしまう。

こむぎ:あれ、プレイヤー1の現在位置の変数が#0001になってるよ?

先輩:どれどれ…あ、ここもだ。それじゃプレイヤー1は動けないや。

(十分後…)

先輩:あ、順調にゴールするようになった。でもサイコロの変数が0になってもマイナス1になっても進んでしまうぞ。

後輩:条件を≠0じゃなく≧1にしたらどうだろう。

こむぎ:ループを抜ける処理のほうを先にするとか…

先輩:やってみるか。うああ!プレイヤー1がゴールにワープした。

後輩:サイコロの変数が0になったらループを出るんだからサイコロの値を引いた後に置いてみたら?

先輩:引き算がうまくいかなかったので各マスへの移動の後ろにサイコロー1を書いたんだよ。

(数分後)

こむぎ:プレイヤー1だけサイコロの出目だけ進むようになったね。

後輩:サイコロの出目だけ進んで止まるイベントの中身は次の通り。

内容とは全く関係ないがミスタードーナツで「むぎゅっとドーナツ」を買って食べたらおいしかった。生地はもちもちと弾力があり結構堅く、歯の弱い人向きでないかも。新製品?それともどこかの郷土菓子のアレンジ?