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子どもの本の翻訳家・神戸万知

神戸万知(ごうど・まち)です。子どもの本の翻訳をしています。主に、著書・訳書を紹介いたします。

『読む 知る 話す ほんとうにあったお話 4年生』(講談社)

「オリンピックのおいしい舞台裏」の1話を書きました。


調べてみて、すっかり村上信夫さんのファンになりましたが

残念ながらもうお亡くなりになっていました。

ビュッフェ形式が帝国ホテルが始めたというのも意外でおどろき。

(あ、本文中には出てきませんが、調べものをしている途中で

知りました。)

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「あたしもけっこうグルメよ。だからフードは組み合わせを工夫してよね」
また放置している間に、年が明けてしまいました。
バッセルの「マジック・バレリーナ」シリーズもまだ紹介しきれていないのに……。

これは、2012年12月に出ました。

帯にある「世界一おそいタイム」と、「クリスマスの休戦」の2話を書きました。

どっちも、この仕事がなければ知らずにいたかもしれない話だったので
興味深かったです。

「クリスマスの休戦」を書きながら、
戦争なんて、国のトップ同士で、じゃんけんでもして勝敗を決めてくれませんかね、
と心から思いました。
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「あたし、長距離は苦手。だって、ハンターだもん」

世間はノーベル賞で盛りあがっていますね。

山中教授、おめでとうございます!!!


わたしの訳した作家さんの中に、万年ノーベル文学賞候補の方がいます。

ジョイス・キャロル・オーツという、アメリカを代表する小説家です。


何年か前に、オッズの順位が高かったらしく、某新聞社から

もし授賞したら原稿を書いてほしいという連絡をいただきました。

結局、授賞は叶いませんでしたけれど、この時期になると

ちょっとそわそわしてしまいます。


ただ、ノーベル文学賞って、政治的・社会的な意味合いも強いので

オーツの「アメリカ人でユダヤ系」という要素は、あまりプラスに働かないだろうから

どうかなーと思っています。

もちろん、実力、実績では文句なしの方なので、授賞したらばんざい!ですが。


オーツの作品は、ありえない設定をぶちあげつつ、

それをありえるかも?と思わせてしまう語り口で、

人間の心の闇を、鋭く冷静にぐさぐさとえぐりまくるものが多いです。

人によっては、けっこう内容的にハードかも~。

(ものすごく上手なんですよ、もちろん。ただ、奈落の底に突き落とされるかも~。)


『アグリーガール』は、オーツが初めて書いたYA作品で、

学校爆撃テロの疑いをかけられた少年と、

ただひとり、彼を救うために立ちあがる孤高の少女の物語です。

出だしはぎょっとする(なにせテロだから)、けれど

オーツにしては、とてもさわやかな作品なので、

オーツ入門としておすすめです。


(ただ、これがオーツだ! とは決して思わないでくださいね。
たいへん芸達者で、自在に書ける方ですから。)


子どもの本の翻訳家・神戸万知


子どもの本の翻訳家・神戸万知



ちなみに、日本の版元は理論社ですが、
数年前に民事再生して、まだ本は流通していますが
今後在庫がなくなりそうになったときに増刷してくれるかどうか
分からないので、お求めの方は、お早めにどうぞ~。


(どこか、文庫化してくれないかしら。単行本はけっこう売れましたよ。)

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