朝方激しい雨の音で目が覚める。少し小降りになったので畠の草を削る。正に削っただけ。
 という訳で、この旧渡辺邸の中の様子をご紹介しよう。
 玄関を入ると土間になっており、すぐに目に付くのが囲炉裏のある六畳間。ダンボールに入っているのは近くで拾って来たたきぎ。一日に一回は囲炉裏に火を熾す。

 土間続きに竈がある。


 十四疊の部屋と奥にある十畳間。


 十畳間から続きの六畳間。


 六畳間と続きの三疊間は布団置き場になっている。


 一番奥の六畳間には床の間がある。


 柱の釘隠し、二種。




 どう?こんな家に住んでみたいでしょう?!
 ところで、この渡辺邸は旧上九一色村でオウム真理教対策に尽力した元村長、故渡辺勝美さんの生まれ育った家だ。
 そしてお向かいの渡辺さんの家からも旧上九一色村の村長さんが出ているそうだ。
 この周辺は渡辺姓が多いので名前を言わないとどの渡辺さんか分からない。