中国経済の破綻は、「官僚統制の限界」を示したのではないでしょうか。

共産主義国家は、政府官僚の頭上に党官僚が君臨する究極の官僚国家です。

官僚主導の経済開発は、途上国から大工業国への離陸期にはよくても、市場経済にはついていけないようです。

貿易関係や資本取引で中国と関係が深いからといって、官僚主導ニセ市場経済の延命に手を貸すメリットはありません。

日米欧は腹をくくるべきでしょう。

わが身を振り返れば、日本の官僚政治は明治近代化や戦後復興には有効でも高度成長の終焉とともに歴史的使命を終わったはず。

いつまでも官僚丸投げ政治を有難がって、政府の何たら政策に期待しているうちは、わが国の未来はありません。