新国立競技場の当初案白紙撤回に関する第三者委員会の報告が出ました。

何でこうなったのか、多くの論者が政治学者・丸山真男氏が戦後すぐに開戦のいきさつを論じた「何となく、何物かに押されつつ、ずるずると」ということばを引用しています。

誰が決めたのか、間もなく任期満了の下村大臣と河野理事長が責任をなすりあい、諮問機関にすぎない「有識者会議」をリードし、実質的に青天井予算を主導した森さんは「迷惑だ」と被害者づらを決め込む、揃いも揃って無責任の極みです。

国際的にも評価された総理の70年談話ですが、無謀な開戦の反省として「無責任体制との決別」を言って頂ければ120点でした。