安保関連法は国会を通過しましたが、政府与党には反省すべき点が多すぎます。

まず、集団的自衛権は、14日自民党佐藤正久議員の暴露質問にあったように、岡田さん、野田さんらも民主党幹部も容認意見だったわけですから、何とかならなかったでしょうか。

日本が侵略を受けたとき、救援に来てくれたアメリカ軍が攻撃を受ければわが国も応戦するのは当たり前、ただ乗りではアメリカ軍も真剣に戦ってくれないでしょう。

一方、イラク戦争のような、大義なき「アメリカの戦争」に巻き込まれ、中東やアフガンに派兵させられるという心配は、はっきり否定しなければなりません。

前にも書かせて頂いたように、ホルムズ海峡を例に引くから心配になるので、尖閣にとどまらず台湾侵攻、南シナ海シーレーン支配を目指す中国の脅威を訴え、インドやASEAN諸国との連帯を前面に出せば世論の反応も違ったのではないでしょうか。