私が政治を志した原点は銀行員として経験したリーマンショックによって取引先中小企業の方々の苦しい状況を目の当たりにしたことでした。

民間経営しか知らない目で見ると当時行政が行っていた現金主義会計は驚きでした。

施設の経営でも経常収支が合っていれば黒字で減価償却も起債の元利償還も意識されていません。

新・公会計の導入で複式簿記、発生主義会計が原則になりましたが一人一人の職員に徹底しなければなりません。

なぜ原点にさかのぼる話をしたかというと、決起集会で松田参議院議員から頂いたお話が頭から離れないからです。

経営者の目で見ると、順調に見える都の財政も将来に渡り安泰とは言えません。

どこに問題があるのか、曇りない目で見るのが、みんなの党の新人にしかできない責務かと思います。

党の体質から、また長年の経験から、しがらみに絡め取られた方々はどうしてもこれでいいのだと考えるものです。

問題は国と同じように特別会計を通じた連結決算にもありそうです。

公営企業会計をとっていない特別会計もあり、赤字の企業もあります。

世界に誇る優良企業・上下水道にも給水量の減少という構造的問題から巨大な設備投資の再構築、ゲリラ豪雨への対応など多くの課題があります。

これら全てを曇りない目で見直し、企業経営の視点から分析し提案して行きます。