「国土強靭化」の罠

最近、自民党の「陰の幹事長」二階さんの動きを注視しています。何をやるか不透明で、200兆円という金額が一人歩きする「国土強靭化法」の成立が近いからです。

バラマキ時代、インフラの機能保全、安全対策や耐震化など防災対策を後回しにして、古賀橋、青木トンネルといった目立つ事業や、大赤字のハコモノづくり、はては選挙区への日当バラマキに血道をあけてきた自民党に、強靭化をかたる資格はありません。

しかも財源の目途もなく、借金を増やしてまかなおうというのですから、無責任きわまりないものです。

公共事業200兆円、この強大な権限を中央官庁は決して手放そうとしないでしょうし、出先機関の維持、地方への移管反対の口実に使うことは明らかです。

失敗にこりないバラマキの裏には、国益を傷つけても省益を守ろうとする官僚の存在があります。

本当の国土強靭化は、官僚や既得権にしがらみのない、戦う改革政党、すなわちわが「みんなの党」にしかできません。

便乗を許さない重点投資と自治体への直接交付でインフラの機能保全、耐震化と防災対策を進めます。