今日、5月15日は沖縄復帰の日です。

中国が学者の名を借りて沖縄の領有権を論じていますが、これはとんでもないことです。

問題になった論文では、中華帝国の歴代王朝と朝貢関係にあったことから、領有権を主張しています。

しかし、中華帝国の歴代王朝と朝貢関係にあった国々といえば、韓国、北朝鮮、ベトナム、タイ、ミャンマー、モンゴル、中央アジア諸国もみな同じです。

遣唐使や勘合貿易を持ち出せば、わが国も例外ではありません。



沖縄の現状、基地の負担は他人事ではありません。

もともと米軍基地はマッカーサー到着の厚木基地をはじめ本土に多くありました。

それが「主権回復」前後の反基地運動をいやがった米軍がアメリカ施政下の沖縄に大挙移転したのが原因だからです。

その意味で、4月28日は沖縄にとってはお祝いどころではありません。

本土に住む人たちがこうした心情を理解できなくなってきていることが、いろいろな問題を大きくしている原因でもあります。

町田に住んでいても、神奈川県の基地に発着する米軍機の大きな騒音に悩まされることがあります。

それが、回数、音量ともに何倍、何十倍になった状況が沖縄ではずっと続いていると想像してみてください。