台風17号が駆け抜けた10月1日は本州以南では快晴の一日でしたが、国民生活には暗雲がかかりました。

NHK受信料の値下げを除いて、増税、値上げのラッシュです。

まず環境税です。

液化石油ガス税に上乗せする税の第一段階で、すでに電力会社は料金に上乗せしています。

来年、再来年と段階的に増税されます。

また、厚生年金保険料率が上がり、現役世代の負担は増えます。

自動車の任意保険も、事故経験者の料率が大幅に上がります。

世界的な不作で原料・飼料穀物価格が上がり、乳製品や食用油も上がります。

環境税は省エネ・新エネ開発に向けられますが、エネルギー戦略の全面展開には全く足りません。

しかし、これ以上の負担増は景気を悪くします。

そこで「既得権益の整理」です。

縦割り的な個別利害を超えて、現在と将来の国民のために最適な資金、資源の配分を行わなければなりません。

環境税も道路特定財源の既得権に阻まれガソリン税に手がつけられなかった妥協の産物ですが、ニーズ(通行量)が少ないから未着手だった高速道路を造ることと、わが国のエネルギー需給の安定を図ることのどちらが大事でしょうか。

今、政治の質が問われています。


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