地方自治体では、首長選挙の前に最低限の義務的経費だけを計上した「骨格予算」を組み、当選した新しい首長が政策的予算を肉付けします。

来るべき総選挙を想定して、選挙の顔が選ぶ代表選、総裁選をよそにそんなのことは関係ないと言わんばかりに、官僚主導でフル規格の予算編成が進められています。

しかも、増税をあてこみ、「震災復興」や「新成長戦略」に悪乗りして、史上最大の概算要求額と報道されています。

政治主導を実現するためには、直ちに予算編成事務をストップさせ、「何十兆円以内で予算編成を」とすることがまずは必要なのではないでしょうか。

予算案が例年通り官僚主導・各省積み上げで編成されている裏は、「民主党代表、自民党総裁は誰がなっても同じ。本当の主人は自分たちだ。」という財務官僚のおごりが見え隠れします。

GDP横ばい、所得目減りの中で官だけが肥大していく今の政治を早くリセットしなくてはなりません。