小中一貫校として計画・整備が進められてきた、大戸小学校と武蔵丘中学校。

2012年4月、ついに町田市で初めての小中一貫校「町田市立小中一貫ゆくのき学園」として開校します。

ピーク時は両校合わせて800人以上いた生徒数も、直近では200人程度となったいました。

今後、大幅な生徒数の増加が見込めるわけではありません。

同学園では、少人数ならではの特徴を生かし、学校と地域が一体感を持って教育活動に取り組む「地域協働の学校」づくりを目指します。

ちなみに、初年度の児童・生徒の見込みは、207人となっています。

小規模特認校制度により、相原町は指定地域に定められました。

また、市内各地からも学校選択制度による入学が可能です。

特徴的な取組みは、次の通りです。

1.小中教員による相互乗り入れ授業を実施。小学校では、ALT(外国語指導補助者)と中学校英語教員が協力して外国語の授業を行います。

2.小学生の中学校生活に対する不安感を解消し、期待感が持てるよう、小学校高学年から段階的に教科担任制を導入し、部活動に参加することも可能になります。

3.小中合同のスクールボード理事会や地域連携組織「人・街・夢ネットワーク」とともに、地域が学校に魅力と誇りを実感できる教育活動を推進して、「地域協働の学校」づくりを目指します。

4.近隣大学との連携により、放課後や夏休みを利用した学生による学習教室や大学教員によるスポーツ指導など、多様な教育活動を児童・生徒に提供します。

5.小・中学生ともに自校方式による完全給食制の実施。

6.里山保全や校庭の完全芝生化、太陽光発電などによる「環境教育」を重視し、地域が集う学びの場にふさわしいエコスクールの実現。