みなさんの居場所 ぼくはぼく

 

こんにちはスタッフSです。

 

3週間前にこんな新聞記事をみつけました。

 

 

ダウン症のお母さん障がいを持った人たちやその家族の居場所を作るための食堂を開いているそうです。

 

場所は木曽東・・・・ 近い・・・・

 

町田福祉園でも昨年から隣のグループホームで「しえるマルシェ みんなの食堂」に携わっていますので、この記事がとても気になり、3月に3歳の子どもを連れてその食堂に行ってみました。

 

 

 

古いアパートの二部屋をぶち抜いてリフォームされたおしゃれな作り!

 

単なる食堂ではなく、食堂スペース以外にも交流スペースもあって

 

音楽会やハロウィンパーティー、勉強会、こども食堂などいろいろ

 

催しを開催しているそうです。

 

 

地域の方々が気楽に集まれる場所だ~

 

 

おしゃれな食事を囲み女子会を開いているお母さんたち

 

昼間からカウンターでビール缶3本楽しくお店の人と談笑するおじさん

 

障がいを持ったお子さんたちも集まり何となく鍵盤でピアノの演奏会が始まっていました。

 

店長も参加していましたが途中からはソファーでお昼寝(笑)

 

そんな店長の寝顔を笑ってみている子どもたち

 

ここにはゆるーい時間が流れていました。

 

 

 

オーナーの松波さんは気さくな人柄の中に社会に対しての熱い思いがありました。

 

お店を始めるきっかけはやまゆり園事件・・・

 

報道以降、この事件を正当化する意見もネットで出ていく中

 

「障がいを持った人がいらないという考え方が正当化されるなら、もしあなたが太っていることを理由で誰かから殺されることをよしとできるのか」

 

障がいを持った人と地域をつなぐ場所として始めた食堂

 

 

「多様性」という言葉は世間でいりいろ取り上げられますが、実際に多様性を実現するための

 

「交流体験」が必要です

 

 

 

町田福祉園に来る実習の学生さんの多くも

 

「直接関わってみると自分がこれまで抱いていた障がい者のイメージと全然ちがっていた・・・」

 

と言っています。

 

 

 

障がい者だけでなく、認知症のおじいちゃんやおばあちゃん、学校に行けない子供たち、片親のこどもと一人で

 

子育てに奮闘するお父さん・お母さん、日本の生活になじめない外国人・・・・

 

私たちはふれ合いの中でしかお互いの違い認めあうことができません。

 

「みなさんのいばしょ ぼくはぼく」はどんな人たちでも

 

「自分らしくていいよ」と言ってもらえる、そんな場所でした。

 

元気をたくさんもらえました。

 

 

これからもいっぱい応援します。