ファインダーの向こうに幸せはあるか
こんにちは。町田福祉園スタッフです。
水無月に入り、早くも真夏日。
そして、いよいよ梅雨入りですね。
アスファルトに陽炎が揺らぐような陽射しの日曜日。
恵比寿ガーデンプレイスにある『東京都写真美術館』に
行ってきました。
恵比寿の雑踏を避け、大学時代に使っていた目黒駅で下車。
学生時代、このあたりから白金までの往復を、わざと遠回りして歩いていました。
そんな、思い出溢れる界隈。
そして、東京都写真美術館へ。
さて、メインに鑑賞したいと思い立っていたのは、
『被爆80年企画展 ヒロシマ1945』です。
写真報道の力を感じ、伝わることの重さ、リアリティに圧倒され、画像の中の人々の声を肌で感じるような感覚がありました。
何十年も前ですが、高校生の時の北九州への修学旅行で、
長崎の原爆記念館を訪れました。
当時は、こうした過去を乗り越えたから現在の平和がある。
世界は同じことを絶対に繰り返さない!そう確信できました。
しかし、現在は大国が戦術の選択肢とするとの発言など。
「安心と幸せ」
福祉職として、明確に目指していきたい未来があります。
そうした思いを、さらに強くすることが出来ました。
他の展示、『総合会館30周年記念TOPコレクション不易流行』と『鷹野隆大カスババ -この日常を生き残るために-』も素晴らしかったです。
合わせて、現代写真の礎と、現代アートの先駆者の作品群を目の当たりにできる展示で、個性あふれる作品と展示手法を目に焼き付けました。
動画全盛の昨今ですが、静止画に表現された視点や意図、平面上に躍り出る感性の世界が好きです。
因みに、私にとって写真と撮影は、サブワークにしていた時期もあり、フイルムオンリーの時代から、大切な人生の一部。
もし、シャッターを切るなら、ファインダーの向こうは「安心と幸せ」に満ちた世界であって欲しいのです。
美術館帰りには、目黒の某有名街中華店へ。
名物の美味しい羽根付き餃子を堪能しました。