6月12日付Japan Newsパリ発ロイター「フランスの諸政党は突然の総選挙で新たなアライアンスに向けて動き出す」を読んでみました。

 <フランスの各政党は突然の解散、総選挙に先立ち新たなアライアンスに向けて動き出した。世論調査ではマリン・ルペン率いる極右が勝つ可能性が強い。通貨ユーロは下落し、株と債券も値を下げた。フランスのマクロン大統領は欧州議会選挙で9日自らの陣営が大敗した結果、フランス議会下院を解散し6月30日、7月7日選挙を行うと声明を発した>

 <ルペン党首率いる国民連合は10日の世論調査では人気でトップを占めたが、単独過半数には届かなかったと言われる。単独政党が過半数を獲得できなければ、最大の政党が他党とアライアンスを組むことになり、国民連合は動き出している。しかし主流派の正統派この動きに反対をしている>

 <マクロンの政党’再生’のフィリップ前首相は社会党から保守派まで穏健派に一緒にまとまろうと声がけしている。『我々は他党と力を合わせるという考えを受け容れなければならない。国益のために一緒に力を合わせよう』とラジオインタビューに応えている>

 <しかし権力から極右を遠ざけると言う数十年来のフランスの政治的なコンセンサスは過っては一枚岩であったが、過去数年で益々脆いものになってきている>

 ほかの要素も勿論あるが、アフリカからやって来る不法移民はまっぴらという感情に逆らえなくなっている。米国同様に自国中心で寛容さが無くなっていることは事実だと思う。