6月11日付Japan Newsブリュッセル発ロイター「欧州の極右は影響力の拡大を目指す」を読んでみました。

 <欧州の国家主義政党は欧州議会の選挙で勢力を伸ばした。物価高騰、移民問題、環境政策で不安を抱く投票者を引き付け、EUの政策に影響力を及ぼそうとしている。右派、ポピュリスト、統合に懐疑的な政党がEU議会で4分の一に迫るほど議席を伸ばしそうだと議会自身が予測している>

 <このことは今回大統領になるかもしれないが、トランプ前大統領のような過激な代替案に主流の考えや現状を変更しようとする大きな流れを反映している。前の選挙では極右は英国のBREXITに呼応して、EU離脱や単一通貨離脱を主張していた。今やこうした政党が内部から影響力を行使しようとしている>

 <国家主義の首相は既にハンガリー、イタリア、スロバキアにいる。右派の首相はフィンランドやスエーデンで支持を集めている。一方で反移民政策を掲げるヘルト・ウイルダーズの自由党はオランダで連立与党に参加している>

 <チャタムハウスの上席研究員アーミダ・ヴァン・リジは極右を排除しようとする強硬政策も広まっていると述べた>

 みんなが理想だけでは食えないと本音を言い出したことになる。さあどうなる?