6月6日付Japan News英国サルフォード発AFP-Jiji「英国の党首がテレビ討論会で激突する。リフォームUKのファラージ党首も論争に加わる」を読んでみました。

 <英国の2大政党の党首が4日総選挙で初めてテレビ討論会で対決した。有権者の投票まで1か月となり、最大野党の労働党が記録的な勝利を収めると予想されている。保守党党首のスナク首相は『より安全な未来に明確なプランを』と主張し、労働党のスターマー党首は7月4日に『英国を変える』ためには支持をと訴えた>

 <『所得税を上げ年金を減額すること以外、誰も労働党が何をするのか知らない』とスナク首相は述べて、守勢の保守党を活気づけようとしている。スターマー党首は論争で負けたところで圧倒的にリードしていることから選挙戦は過去14年間のページをめくり労働党とともに国を再建するために混沌と分断の選択をする機会だと主張した>

 <両者はお互いにかみ合わないままに繰り返し発言したが移民、教育から健康、ゼロエミッション移行まで論争はしたが大声にはならず、どちらも新たなプランは提示しなかった。論争の頂点はリフォームUKのファラージ党首が影を落としていた。彼が政治的に戻ってくることは保守党にとって新たな悪いニュースだからである。ファラージ党首はEU離脱論の最初の提唱者であったが、最終的には主流の見方となり、今回の選挙でも反移民を掲げるリフォームUKの候補者だからである>

 選挙の焦点は保守党の後退、労働党の躍進、少数派とはいえ影響の大きいリフォームUKがどうなるかということらしい。あと1か月目が離せない。