2月21日付Japan Newsロンドン発AFP-Jiji「英国の外相が過去30年で初めてフォークランド諸島を訪問する」を読んでみました。

 <英国のキャメロン外相は19日フォークランド諸島を訪問した。アルゼンチンの政府当局からは挑発行為だと非難が出された。英国の外相による英国本土からはあまりに遠い島へのこのような訪問は過去30年間で初めてのものである>

 <キャメロン外相は1982年に英国とアルゼンチンの間で起きた紛争の地である島々を訪れるのはこの地が英国の家族の価値ある一員であることを明らかにするためであると述べた>

 <英国のPA通信はキャメロン外相は住民が英国の一部でありたいと思う限り島々を助け守るであろうと述べたことを報じている>

 <フェゴ島、南極及び南大西洋諸島州の知事であるメレラはキャメロン外相の訪問は英国による新たな挑発であり、アルゼンチンが主権を有する土地を侵略して21世紀になっても植民地主義を維持しようとするものであると述べた>

 <英国は自国が歴史的にフォークランド諸島を支配していると主張し、島民は2013年の投票でも99.8%が英国の領土であることを選択していると述べている>

 歴史的にはフランス、英国、スペインが領有を争い最終的に英国領となったが、アルゼンチンがスペインからの継承を言い出しても今更の感があり、説得力は弱い。まして経済の弱いアルゼンチンに帰属したいとは島民は思わないだろう。