2月5日付Japan Newsエルサレム発AP「ハマスはイスラエルにマルワン・バルグーティの釈放を求める」を読んでみました。

 <パレスチナ人にとってマルワン・バルグーティ氏は南アフリカにとってのネルソン・マンデラに相当する人物に見なされている。彼こそが将来の大統領となる第一候補である。彼はまたイスラエルによってもっと危険な囚人とされている>

 <マルワン・バルグーティ氏釈放はハマスとイスラエルの停戦交渉の眼目となっている。ハマスの指導者は2日イスラエルがハマスの政治的な重要人物あるバルグーティ氏を釈放することを要求した。これはガザにおける戦闘を終結させる交渉の一部をなしている>

 <この要求によりバルグーティ氏に新たな関心が集まっている。彼は20年以上獄中にいて尚パレスチナ政治の中心的な役割を果しているからだ。彼が釈放されれば選挙で大きな土台を築くことになろう>

 <イスラエルはバルグーティ氏のことを最大級のテロリストと位置付けており、釈放すれば苦しい戦いが始まると確信している>

 もし釈放が実現すれば西岸とガザに二分されたパレスチナを統合し得る人物らしいが、イスラエルが釈放するとはとても思えない。停戦交渉に難問は続く。