ダブル・ジャッジ | 町田ロッテと野球散策

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いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

仕方がないので日本シリーズを観ています。「仕方がないので」というのもどうかとは思うのですが、やはり我がマリーンズに出てほしかったという思いのほうが勝ります。日曜日、そんなことを考えながらマリンスタジアムの前を車で通過しました。ああ、本来であれば今頃は人がいっぱい集まっていたのにと思いながら。

 

その日本シリーズ第2戦、初回だったでしょうか。オリックス森友哉の一塁線の打球で球審と一塁塁審のジャッジが食い違ったという事件がありました。球審市川審判(奇妙なストライクスリーコールのポーズの人)はフェア、一塁の福家審判はファウル。市川球審は一塁手の前から、福家審判は一塁手の後方からのジャッジでした。そして協議の結果ファウルとなり、阪神の併殺プレーは幻となってどんでん激おことなったシーンがありました。きっと「そんなんおまえ」とか言っていたのでしょう。そして「おーん」と。

 

実はほぼ同じことを、私はやらかしたことがあります。ただ一つ違うのは、フェア・ファウルが逆であったこと。一塁線の打球で球審ジャッジまでちょっとタイムラグがあったので一塁塁審の私はフェアジャッジをしてしまいました。その1秒後に球審が「ファウル」。やってしまった…と思いました。これは協議をするまでもなくファウルとなりました。これをやると、相手チームや味方チームからどんでんが登場してしまうのですが、幸いそうはならず胸をなで下ろしたことがあります。

 

なお上記の日本シリーズの森の打席ですが、最初のバウンドはフェアゾーンでした。しかし一塁の大山がグラブでキャッチしたところ(空中)がファウルゾーンだったため、福家さんはファウル判定をしたのだと思います(VTRを見る限り、私にもそう見えました)。なお暗黙のルール上では、ベース前(あるいは野手前)までは球審がジャッジすべき案件ではあったのですが、大山の捕球をいちばん近くで見られたのは一塁の福家さんだったということで、「市川くんそれは違う」と思ってファウル判定としたのではないかと思います。ただ皮肉にも、この試合は併殺を取り逃した阪神が流れを渡した形となったかもしれず、8-0でオリックス勝利となりました。

 

日本シリーズも勉強になります。そらそうよ。