大晦日、紅白歌合戦では今年も三山ひろしさんがけん玉のギネス世界記録を達成しました。失敗したら失敗した人がネット上で叩かれるという年もあったので、本当によかったです。東京国際フォーラムで三山さんが記録を達成したとき、そのそっくりさんは実家(たぶん)でやはりけん玉をやっていました。記録となる「126人目」を三山さんが遂げた直後に「127人目」を遂げたその人こそ、西巻賢二です。たぶん、2年連続のTwitterでの大晦日けん玉です。個人的には、その画像の「実家感」がなんともいいなぁと思いました。プロ野球選手も、年末は実家です。いいと思います。
先週末、よせばいいのにと思いながらも豪雪の新潟へ行っていました。毎年恒例の年越し蕎麦を買いに行ったのです。行きは順調そのものでした。みなかみ町に差し掛かったあたりで雪が降り始め、谷川岳パーキングエリアあたりではもう白銀の世界でした。そして川端康成さながらトンネルを抜けるとそこは…ノーマルタイヤの車を強制退去させる土樽(つちたる)パーキングエリアでした。この日のレンタカーはスタッドレスタイヤを履かせていたので、もちろんその「関所」は通過します。
十日町で蕎麦を買った帰り道は大変でした。塩沢あたりで、関越トンネルが事故のために通行止めとなっていることを知ります。総延長11.055キロメートルのそれがない場合はどうしたらいいのだろうかと途方に暮れてしまったのですが、やはりそこは一般道しかないわけでありまして、やむなく湯沢インターチェンジで降りることにしました。雪の国道17号で三国峠を越えるのです。これがまた、大変でした。道中、苗場スキー場の前を通り過ぎます。本当に雪深い地域でした。苗場あたりから雪の勢いは増し、県境までの道のりは実に長く感じました。前を行く車のテールランプを見失わないよう、必死についていきます。しかしふとしたことで少し車間が空くと、眼前は白一色です。実に恐ろしい「ホワイトアウト」でした。雪道の運転は、本当に気を付けねばなりません。もちろんいまこうして振り返れているのですから、無事に帰還したのは言うまでもありません。翌日に仕事納めをして、また旅に出て…
パンダを観ていました。
新潟の次は、和歌山でした。年末、久々にたくさん旅をしました。日本各地にどういうところがあるかを見せるのも教育の一つだと思っておりますので、きっとこの先も旅を続けることでしょう。大晦日の紅白歌合戦、水森かおりさんは極寒の京都・清水の舞台からの中継での出場でした。「ご当地ソング」の女王がいろいろなところを旅しながら歌うのが『いい日旅立ち』でした。これを見て…
全国を巡らねばと思ったものです。もっとも、旅をするのに何かの動機をこじつけたかっただけかもしれませんけれども。
年が明けました。
あけましておめでとうございます。
2022年、元旦の新聞には「千葉県便り」的なものが挟まっており、和装した熊谷知事の新年の挨拶が載っていました。知事、わりと攻めた色づかいの着物でした。
千葉でお正月を迎えるのも当たり前のようになってきました。千葉に来たのは5年前の秋でした。ようやく「地元」になってきたでしょうか。町田で産まれた我が子は人生の大半を千葉で過ごしているので彼にとっては間違いなく地元ですが、私はむしろ10年以上住んだ阿佐ヶ谷、もしくは町田のほうが長いのです。ただ、きっとこの先も千葉に住むことでしょう。地元球団・千葉ロッテマリーンズの優勝を願い、今年もZOZOマリンスタジアムへ足繁く通うことでしょう。マリーンズは、31年目の千葉です。
ロッテ球団が千葉に来る前の「地元」は、川崎でした。大晦日、千葉に向かう東名高速を走っている道中でたまたまラジオで流れたのが、川崎市の「ご当地ソング」でした。初めて聴きましたが、なんとも印象深いメロディでした。未だに、脳内リピートしています。タイトルは『好きです かわさき 愛の街』。単調から長調に変調する、3番まである曲なのですが、これがまた実に味わい深いのです。なお私はサッカーを全く観ないので知りませんでしたが、川崎フロンターレのサポーターがスタジアムでこれを歌うそうです。まさに、地元愛ですね。
2022年は、各地の「地元」感をたくさん味わえればいいなと思います。いろいろなところに、いろいろな人が住んでいます。いろいろなものがあります。海外に行くのはまだ難しいかもしれませんが、まだ見ぬ世界を見ていこう…そう思いました。
「まだ見ぬ世界」…
千葉ロッテマリーンズのリーグ最高勝率での優勝も、「まだ見ぬ世界」です。
今年はきっとそれを遂げ、年末にはNHKでけん玉を決める三山ひろしと西巻賢二が観られるはずです。